「時間を無駄にしがちな人」
提出物や資格試験などの勉強があるのに、「あとでやろう」「いつかやろう」と後回しにしてしまった経験、ありませんか? 時間が過ぎるのは、あっという間。頭では「やらなきゃいけない」とわかっていても放置してしまうこと、ありますよね。ついダラダラしてしまうのは、無意識でやっている習慣が原因かもしれません!
若いうちは時間があると思いがちですが、人生はあっという間です。ぜひ参考にして、楽な方に流されないようにしていきましょう!
貴重な時間を無駄にしない人がしている習慣
■1:朝起きてしばらくボーッとしない
「朝の時間を有効活用したい」と思っていても、結局テレビやスマホを見ながら、ボーっと過ごしてしまいがちですよね。一体、どうすれば充実させられるのでしょうか?
「朝、目覚めてからの2~3時間のことを、多くの脳科学者が”ゴールデンタイム”と呼んでいます。これは起床後の時間帯は、脳の記憶領域に空きが多く、いろんなことを覚えるのに最適な時間という意味です。この時間帯をダラダラと過ごしてしまうのは、とてももったいない。特に、資格取得などを考えている人には、この時間帯をぜひ勉強に充てるようお勧めします。
心掛けは『すぐにやること』です。朝起きて、歯磨きや洗面などのルーティンをこなしたら、すぐに勉強などに取り掛かる。取り掛かってしまうと集中力が出てきて、眠気やなんかが飛んでいきます。どうしても眠気が残っている際は、少し散歩したり体を動かすのもいいでしょう。
眠たい目をこすりながらも、とにかくすぐにやる。そして集中力を使ってすっきりと目覚めさせるということですね。自分なりのルーティンをつくって、ぜひトライしてみましょう。
■2:前日に「すぐ行動するためのトリガー」を用意しておく
とはいえ、朝起きて自分なりのルーティンをこなしても、すぐに行動できないこともあるもの。さらに何か実践的なアドバイスはないでしょうか?
すぐやるコツは、トリガー(きっかけ)を用意しておくことです。朝、何かをしようと思ってせっかく早起きしても、トリガーが用意されていないと、ついついテレビを見たり、新聞を読んだりしてボケっとしてしまいます。そこで、朝起きたら、すぐに行動できるように前日、トリガーを仕込んでおくようにするのです。
例えば、ブログやSNS更新を朝の日課にしている人も多いと思います。こうした際に、『さて、何を書こうかな』というゼロの段階からでは、作業に入りにくいですよね。でも、前日に、最初の一行だけ書いておく。これがトリガーになります。すると、翌朝はその続きから書けばいいので、すぐに作業体制に入れます。
このように行動のトリガーを用意しておくと、それをきっかけにしてすぐに取りかかれるわけです。トリガーとしてはほかにも、参考書のその朝から読むページを開いたまま机に置いておく、参考にしているネットのページを開いたままでパソコンをスリープさせておくなど、工夫次第でいろいろとつくれるはずです。
前の日に「明日はここからやるぞ」というものを用意しておけば、たしかにスムーズに始められますね。ぜひ、実践していきましょう。
■3:通勤中、スマホゲームなどに夢中にならない
通勤時間のお供といえば、スマホが定番ですよね。中でも多いのが、ゲームなどで楽しんで、一時のリラックスタイムにしている人ではないでしょうか?
「通勤時間は人それぞれですが、1~2時間ほどあるのであれば、とにかく資格の勉強、仕事のチェック、仮眠など有効に使うべきです。朝の数時間が自宅で有効に使えれば、その流れで会社までの通勤時間帯の使い方も必然的に決まるので、無駄なく有効に使えます。
例えば自宅で資格勉強をしたのなら、通勤時間帯は仕事のToDoや、メールチェックなどに充てるのがいいでしょう。家で仕事関係の処理をしたのなら、資格や自己啓発や仕事関連の本などを読むようにして、少しでも有効活用しましょう。ごく短時間だという人でも、ゲームではなく、ニュースチェックに充ててはいかがでしょうか?
通学、通勤中でも、暇つぶしのためのものを開かないようにすること。やらないといけないことを後回しにしたくないなら、空いた時間は有効活用しましょう。
■4:デスク周辺を散らかったまま放置しない
繁忙期などを迎えると、ついつい散らかってしまうデスク周辺。すると「あのファイル、どこだっけ?」とパニックにも陥りがちです。それ以外にも、時間の無駄がいろいろと発生してしまうそうです。
朝、会社に到着してすぐに仕事を始められる人と、なかなか始められない人がいますよね。その違いはまず、先ほども話したトリガーを用意しているか否かで違います。いつも、明日すぐにやることを準備して仕事や勉強を終わるようにして、すぐに仕事や勉強が始められます。
そして、ファイルは優先順位をつけて管理する。そもそもデスクが整理されていないと、脳に余計な情報が入るため、『これも、あれも、やらなければいけない』と、焦ってしまい集中力が散漫になります。また、ファイル探しの時間はムダもいいとこですよね。机は整理して、優先順位を決めてファイルなどを整理しておきましょう。
また、紙の資料はどうしても散らかりますし紛失しやすいので、デジタル化できるものはデータとして管理するよう心がけましょう。
デスク整理は、日頃の積み重ねが大事ですよね。先延ばししようとすると、手が付けられなくなってしまいます。その人のうちに、帰宅前に明日の仕事用トリガーを用意しながら、ついでに整理もしてしまいましょう。
■5:ランチタイムを「義務的に」仲間と過ごさない
ランチタイムはもちろん、たまには同僚などと過ごしてコミュニケーションを取るのもいいですが、プライベートの充実に活かせる時間でもあります。義務的に仲間と過ごす必要はまったくありません。
中でもおすすめは、仮眠です。15分程度仮眠すると、暗記した内容も脳に定着しやすいですし、気分もスッキリして午後の仕事の効率が上がります。ぜひ、試してみてください。
ランチ仲間ができると、なかなかおひとり様になれないもの。しかしやらないといけないことがあるなら、それを正直に話して、自分なりの過ごし方をしてみましょう。もしかすると意識向上仲間が増えて、お互いに刺激し合えるかもしれません。
■6:夜の時間をネットやSNSに費やさない
SNSや動画サイトの充実など、インターネットの世界はますます面白くなるばかり。すると夜の時間をついつい無駄にしてしまいがちですよね。一体どうすれば、効率的に使えるようになるのでしょうか?
やはりネットが面白くて気づけばネットサーフフィン、これは『夜は時間がたっぷりある』と思っているからです。もちろん、自己管理ができれば、ネットもいいリラクゼーションになりますので、オンとオフでうまく使い分ければいいと思いますが・・・
学生時代からの夜型生活という癖が、いつまでも抜けない人も多いでしょう。目標がないのであれば、散歩やジョギングなど、朝の時間を有効活用する目標を決めて、ぜひ朝型生活へのシフトを行ってみましょう。
■7:週末に思いきり寝だめをしない
週末やオフの日の楽しみはいろいろありますが、寝だめする人は多いでしょう。
一番強く大切なことは、バイオリズムを一定に保つこと。中でもキープしたいのが、就寝起床のリズムを狂わせないようにすることです。
土曜の朝はがんばって、いつもと同じように早く起きます。そして活動をすれば、その晩は自然と早く寝ます。そして日曜日はまた、いつもと同じ時間に起きるようにします。
このように、朝起きる時間は固定させて、夜寝る時間で睡眠時間を調整するようにします。間違っても、昼過ぎまで寝るようなことは避けましょう。
これをしてしまうと、バイオリズムが狂ってしまい、ヘタすればその後一週間くらいに渡って、いろんな時間を無駄にしてしまうのです。
貴重な時間を無駄にしないためには、規則正しい生活習慣が重要。休日も起きる時間をしっかり決めて、それを破らないようにしましょう。
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