ここは押さえよう 絶対合格!!第35回 社会福祉士国家試験「福祉サービスの組織と経営」編 ➁

社会福祉士

労働安全衛生法

目的・・・快適な職場環境の形成を促進することを目的とする。

事業者等の責務・・・労働者の安全と健康を確保すること

衛生委員会の委員構成・・・①安全管理者 ➁衛生管理者 ③産業医 ④労働者 要件があり任意で決められるものじゃない。

安全衛生教育・・・厚生労働省で定める。安全又は衛生のための教育を行わらなければならない。

健康診断・・・事業者は業種・規模問わず健康診断を行わなければならない。

面接指導等・・・事業者は、時間外・休日労働が一定時間以上で、疲労の蓄積が認められる労働者が申し出た場合は、医師による面接指導を行わなくてはならない。

心理的な負担の程度を把握するための検査等(ストレスチェック)・・・1年以内ごとに1回、定期的

常時50人以上の労働者を使用する事業者は、健康診断結果を所轄労働基準監督署長遅滞なく報告しなければならない。

検査の実施者:医師、保健師または、一定の研修を修了した看護師、精神保健福祉士、歯科医師、公認心理師

労働法

労働契約・・・使用者と労働者の間の自主的な交渉、個別な契約。

就業規則・・・使用者が就業規則変更を労働者に周知させた場合を除き、就業規則で定めた条件を下回ることはできない。

変更する場合は、労働者の過半数で組織される労働組合か、過半数を代表するものの意見を聴き、使用者に届け出ることが義務付けられている。

労働基準法第92条:就業規則は労働協約に反する定めをしてはならない。

労働協約付締結には、書面を作成し、署名又は記名押印することが義務付けられている。

社会福祉法人

定義・・・社会福祉事業を行うことを目的として、社会福祉法の定めるところにより設立された法人

所轄庁・・・主は事業所の所在地の都道府県知事 

経営の原則等・・・自主的な経営基盤の強化、福祉サービスの質の向上、事業経営の透明性の確保

無料または低額な料金で、福祉サービスを積極的に提供するよう努めなければならない。

評議員会・・・7名以上、評議員は、理事、監事または議員を兼ねることができない。理事、監事、会計監査人の選任の決議などを行う。

理事・・・6名以上、各理事について、その配偶者もしくは三親等以内の親族等が3人を超えて、または理事の総数の3分の1を超えて含まれることはあってはならない。

監事・・2名以上、監事は理事又は職員を兼ねる事ができない。監事は理事の職務執行を監督する。

会計監査人・・・一般規模以上の法人は会計監査人を置かなければならない。

税制上の優遇措置・・・公共性・非営利性・安定性を特徴とし、営利企業と異なり税制面や補助金の面で優遇されている。個人が社会福祉法人に対して寄付した場合には、所得控除を受ける事が出来る。
2016年の社会福祉法の改正により、社会福祉法人は社会福祉充実残額(再投下可能な財産)を算定しなければならなくなった。
社会福祉法人では、役員の報酬等の支給の基準を公表する義務がある。
株式会社のような、法人が所有する出資持分は営利目的でないため認められていない。

経営に関する用語

CSR・・・企業の社会的責任のこと

CSV・・・共通価値を創造することで、経済的な価値がともに創設されること

バランス・スコア・カード・・・企業がもつ4つの視点(財務の視点、顧客の視点、業績プロセスの視点、成長や学習の視点)がどのように企業に影響を与えるかを可視化するシステムのことです。

コンプライアンス・・・法律や規律を厳守すること

ガバナンス・・・管理体制、管理

PDCAサイクル・・・「P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)」すること

コンティンジェンシー・アプローチ・・・環境が異なれば、有効な組織は異なるという考え方

コンフリクト・・・葛藤、対立

ソーシャル・マーケティング・・・価値を創造し、伝達、流通させる

ディスクロージャー・・・情報の開示・公開

ジョブ・ローテーション・・・社員の能力開発・人材育成

アカウンタビリティ・・・説明責任

リーダーシップの理論

リーダーの行動を組織構造や環境に向けたものと、構成員に向けたものの2方向から解明しようとするものをリーダシップの行動理論という。

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リーダーは『作られるものである』という考えを前提に、リーダーになるものとならざる者の行動に着目したもの。どのような行動が優れたリーダーを作るのか?

パス・ゴール理論・・・メンバーの目標達成のための道筋を明示する事。ハウス(R.House)が提唱し、指示型・支援型・達成型・参加型の4つに分類。

シャートルのオハイオ研究・・・リーダーの行動をLPC(Least Preferred Coworker)を用いて数値化。LPCが低いと「任務実行志向」、高い場合は「人間関係志向」と定義している。

「PM」理論・・・三隅二不二は、目標達成行動(P:Performance)、集団維持機(M:Maintenance)を縦横軸に設定し、PM型、Pm型、pM型、pm型の4つのリーダーシップに分類

SL理論(Situational Leadership)・・・ハーシィとブランチャードが提唱した理論。部下の成長度によって有効なスタイルが異なるとされ、参加的・委任的・説得的・教示的の4つに分類。

コンティンジェンシー理論・・・フィードラーの外部環境の変化の応じて、組織の管理方針を適切に変化させるべきというリーダーシップ論

カリスマ的リーダーシップ理論・・・部下からカリスマと認知されることでリーダーシップが発揮できるという理論。

マネジリアルグリッド論・・・「人に対する関心」と「業績に対する関心」という2軸に注目し典型的な5つのリーダーシップに類型 「1.1型」が無関心な放任型リーダー「1.9型」人情型リーダー「9.1型」権力型リーダー「9.9型」理想型リーダー「5.5型」妥協型リーダー

ダイバーシティ・マネジメント・・・多様性が企業の売り上げや発展に貢献し競争力の源泉となるという考えに基づいているマネジメントアプローチ

レヴィンのリーダシップ類型・・・専制型、民主型、放任型の3つに分類した。

変革リーダシップ・・・環境などの変化(例えば経営悪化)→組織も変革の必要性がある場合に該当する。

状況リーダシップ・・・部下の成熟度に合わせたリーダーシップ行動の変容に関する理論

カリスマ的リーダシップ・・・日常を打破し資質で人・組織を動かすリーダーシップ。部下にカリスマと認知させる。

変革と状況のリーダシップが似ているので、間違いのないようにしましょう。

リスクマネジメント

リスクマネジメント・・・福祉サービスにおける危機管理体制の確立が基本。

苦情に対しては、公平・公正・迅速・透明・応答性の原則。

サービスの向上を意識し、小さな事故でも記録し、分析を行い、今後の事故防止につなげられるようにすること。

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