人というのは、本当にわからないものだと思いました。
お笑いの世界であれほど人を笑わせてきた上島竜兵さん。
でもその裏には、きっと誰にも見せられない苦しみがあったのだと思います。
本の中で印象に残ったのは、病院に行くことを拒んだという部分です。
たぶん、そういう自分を“許せなかった”のかもしれません。
「自分はこうあるべきだ」という理想と、現実とのギャップ。
その間で、人は苦しむのだと感じました。
私たちも日常の中で、
「ダメな自分を受け入れる」ことに、
どれだけの勇気がいるかを知っています。
でも、そんな“ダメな自分”も、他人がいるからこそ気づける。
心のどこかで、
「人と比べて私は…」
そう思ってしまう。
それもまた人間らしさなのかもしれません。
ダチョウ倶楽部の笑いは、どこか優しくて人間味がありました。
不器用で、でも誰よりも温かい。
そんな上島さんの姿に、何度も救われた人は多いと思います。
長い間、笑いを届けてくれた上島竜兵さん、
そして支え続けた奥さまに、心から敬意と感謝を込めて。
ご冥福をお祈りいたします。
【まとめ】
人は完璧ではない。
それでも、誰かに笑顔を届けようとする姿こそが「強さ」なんだと思いました。
『竜ちゃんバカ野郎』は、そんな不器用な優しさを感じさせてくれる一冊です。
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