一問一答 絶対合格!!第35回 社会福祉士国家試験「人体の構造と機能及び疾病」編 ➁

社会福祉士

 国際障害分類(ICIDH)から国際生活機能分類(ICF)への変遷

問1. 世界保健機関(WHO)が国際疾病分類であるICIDHを策定した。

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✖ WHOは1980年に 国際障害分類(ICIDH)を提起した。正しくは国際障害分類(ICD)であり、現在は第11版が公表されている

 

問2.国際生活機能分類(ICF)は、世界保健機関(WHO)により採択され、国際的に用いられている。

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〇  国際障害分類(ICIDH)に代わり2001年の世界保健機関(WHO)にて採択され、多くの国で用いられている。

 

問3.国際生活機能分類(ICF)は、障害を機能障害、能力障害、社会的不利に分類したものである。

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✖  ICFでは、ICIDHで使用されていた用語を中立的な表現に変更した。機能障害を心身機能と身体構造へ、能力障害を活動へ、社会的不利を参加とされた

心身機能と身体構造、活動、参加の概念

問4.国際生活機能分類(ICF)における参加とは、生活・人生場面へのかかわりのことである。

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参加とは、生活・人生場面へのかかわりのことである。これに対して活動とは、課題や行為の個人による遂行のことである。

 

問5.国際生活機能分類(ICF)における生活機能とは、心身機能、身体構造及び活動の三つから構成される。

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✖  生活機能は、心身機能・身体構造、活動及び参加の三つから構成される。

 

問6.国際生活機能分類(ICF)における活動は、能力と実行状況で評価される。

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〇 活動と参加は、2つの構成概念(能力と実行状況)によって評価される。

 

問7.国際生活機能分類(ICF)における参加制約とは、個人が活動を行うときに生じる難しさのことである。

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✖  参加制約とは、個人が何らかの生活や人生場面に関わる時に経験する難しさのことである。個人が活動をおこなうときに生じる難しさは、活動制限である。

環境因子と個人因子の概念

問8..国際生活機能分類(ICF)における背景因子の構成要素は、心身機能と身体構造、活動と参加である。

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✖ 背景因子の構成要素は環境因子と個人因子である。

 

問9.WHOが採択したアルマ・アタ宣言では、先進国と開発途上国間における人々の健康状態の不平等について言及している。

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〇 WHOは「健康の最大の敵は貧困である」と主張しており、先進国と開発途上国間の健康格差是正について強調している。

 

問10.WHOが採択したアルマ・アタ宣言では、政府の責任について言及している。

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〇 公衆衛生活動の基本であるプライマリヘルスケアの活動原則には、「国、地域社会が責任をもって行うべきであること」という責任性があげられている。

 

問11.WHOが採択したアルマ・アタ宣言では、自己決定権についての言及はない。

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✖  ヘルスケアの推進には、住民参加、住民の自己決定が重視されており、「自助と自決の精神に則ること」という自主性を求めている。

 

問12.WHOが採択したアルマ・アタ宣言では、地域、国家、その他の利用可能な資源の活用に言及している。

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〇 プライマリヘルスケアの活動原則では、地域、国家、その他の「連携を重視し、社会資源を有効に利用すること」が強調されている。

 

健康づくり対策

問13.「健康日本21」(第二次)には、アルコール摂取に関する項目は含まれていない。

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✖  ➀生活習慣を高める量を飲酒している者の割合の減少➁未成年の飲酒をなくす➂妊娠中の飲酒をなくすとなっている。

 

問14.8020運動は、乳幼児を対象とする。

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〇 これは、80歳で20本以上の歯を保つことを目標としたものである。

 

問15.一次予防とは、疾病の悪化を予防することである。

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✖  一次予防とは、健康増進と疾病を予防することである。なお、二次予防は、疾病の早期発見と早期治療、三次予防は、再発予防、疾病の悪化予防、リハビリテーションである。

 

問16.歯周疾患検診は、健康増進法に基づき実施されている。

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〇 平成20年度より健康増進法に基づき実施されている。対象は40~70歳の男女である。

 

問17.日本の特定健康診査は、メタボリックシンドロームに着目した健康診査である。

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〇 日本の特定健康診査は、メタボリックシンドロームに着目して、内臓脂肪を減少させることにより個々の諸病態の改善や発症リスクの低減を図ることを目的としている。実施主体は、保険者、対象年齢は40歳以上の被保険者及びその扶養者である。

 

問18.特定保健指導の目的は、健康診査の受診勧奨である。

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✖ 特定保健指導の目的は生活習慣病発症リスクの程度に応じ生活習慣を見直すための支援である。

 疾病の概要

脳血管疾患

問1.多発性脳梗塞は、アルツハイマー型認知症の特異的な病態である。

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✖ アルツハイマー型認知症は脳実質の変性による変性性認知症であり、多発性脳梗塞はアルツハイマー型認知症に特異的な病態ではない。

 

問2.多発性脳梗塞では情動失禁はない。

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✖ 多発性脳梗塞では脳血管性認知症の症状である情動失禁がみられるときがある。

 

問3.脳性麻痺は、身体障害者福祉法の肢体不自由の原因疾患に含まれない。

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✖ 脳性麻痺は肢体不自由の原因疾患に含まれる。肢体不自由の原因として脳性麻痺、脳外傷性後遺症、脳血管疾患など脳性疾患が多くを占めている。

 

生活習慣病

問4.血液透析の導入の原因の第1位は、高血圧性腎硬化症である。

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✖ 血液透析の導入原因の第1位は、糖尿病性腎症である。

 

問5.発症に生活習慣の関与が強いのは、1型糖尿病よりも2型糖尿病である。

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〇 糖尿病は、主に膵臓のランゲルハンス島β細胞の破壊によりインスリン分泌が著しく障害される1型糖尿病と、インスリン分泌低下と作用不足が混在した2型糖尿病に分けられる。

 

問6.高血圧の診断基準は、収縮期(最高)血圧160mmHg以上あるいは拡張期(最低)血圧90mmHg以上である。

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✖ 日本高血圧学会によれば、収縮期(最高)血圧140mmHg以上あるいは拡張期(最低)血圧90mmHgの場合を高血圧症と診断する。

 

問7.本態性高血圧(一次性高血圧)は、高血圧全体の約90%を占める

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〇 高血圧の大部分(90%)は、明らかな原因を特定できない「本態性高血圧(一次性高血圧)」残り約10%が何らかの原因疾患に起因する「続発性高血圧(二次性高血圧)」である。

 

問8.続発性高血圧(二次性高血圧)の原因の第1位は、内分泌性高血圧である。

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✖ 続発性高血圧(二次性高血圧)なかでも特に多いのは腎実質性高血圧であり、高血圧全体の2~5%を占めるといわれている。

 

問9.糖尿病の合併症は、視覚障害の原因疾患に含まれない。

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✖ 視覚障害をきたす眼疾患には糖尿病性網膜症があり、糖尿病の合併症である。

 

問10.アルコール摂取量は、メタボリックシンドロームの診断基準に含まれる。

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✖ アルコール摂取量は、メタボリックシンドロームの診断基準に含まれない。

 

問11.喫煙は膀胱がんの危険因子の一つである。

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〇 喫煙は、口腔・喉頭・気管・気管支・肺・咽頭・食道・胃・肝臓・膵臓・膀胱などのがん、その他、循環器疾患、呼吸器疾患、早産・死産・低出生体重などの妊娠・出産への影響がある。

感染症

問12.ノロウイルスに汚染された衣類の消毒には、アルコール消毒が有効である。

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✖ 消毒用アルコールや逆性石けんは効果がないとされている。衣類の消毒については廃棄するのが望ましいが、煮沸消毒や次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が推奨されている。

 

問13.腸管出血性大腸菌O-157の感染予防には、食品の加熱処理が有効である。

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〇 食品の十分な加熱(75℃で1分間以上)が感染予防に有効である。

 

問14.黄色ブドウ球菌はベロ毒素を産生する。

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✖ 黄色ブドウ球菌は、ベロ毒素ではなく、食品中で増殖する際にエンテロトキシンを産生する。黄色ブドウ球菌は熱に弱いが、産生されたエンテロトキシンは耐熱性があり、熱処理の効果は薄い。

 

問15.アニサキス症は、冷凍処理では予防できない。

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✖ アニサキスは寄生虫の一種で、その幼虫が、サバ、アジ、サンマなどの海産魚介類に寄生する。

 

問16.疥癬の他者への感染を予防するために、患者の使用した食器の消毒を行う。

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✖ 疥癬の原因となる疥癬虫(ビゼンダニ)は乾燥に弱く、体温以下の低温度で活動低下する。また熱にも弱く50℃、10分で死滅するため、使用食器は通常洗浄と乾燥、若しくは熱湯で処理する場合が多い。

 

問17.結核は、空気中に浮遊する病原菌を吸入することで感染する。

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〇 結核は結核菌の浮遊する空気を吸い込むことで感染する。空気感染であるため肺結核が最も多い。

 

問18.デング熱は、蚊を介して感染する。

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〇 デング熱は蚊によって媒介される感染症である。

問19.C型肝炎ウイルスの感染予防には、ワクチンが実用化されている。

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✖ C型肝炎ウイルスに対するワクチンは、現在開発中であり、実用化されていない。

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