【2023本屋大賞ノミネート作品】全国の書店員さんが『今一番売りたい10冊』発表!!

生活・社会

2023本屋大賞のノミネート作品

作者:凪良ゆう  汝、星のごとく

本の著者の、凪良ゆうさん、流浪の月という作品で本屋大賞をすでに受賞している方です。

流浪の月の次回作で汝、星のごとくが発表されました。

一応ラブストーリーになります。瀬戸内の島に育った暁美と櫂っていう2人の主人公がいまして、その2人が家庭環境に問題がある2人なんです。

 

その2人がどんどん成長していく物語です。

凪良ゆうさんの描く物語って本当に読みやすいですし、その2人のキャラクターを好きになりますし
素敵な情景描写も相まって、すごく心に残ります。

作者:安壇 美緒  ラブカは静かに弓を持つ

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇して以来深海の悪夢に苛まれながら生きてきた、橘。
ある日上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。

目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠を掴むこと、橘は身分を偽りチェロ講師・浅葉のもとに通い始める。師と仲間との出会いが奏でる喜びが橘の凍っていた心を溶かし出すが法廷に立つ時間が迫り・・・

武器はチェロ、潜入先は音楽教室

傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な戦いが今始まる。

想像を超えた感動へ読者を誘う心を震える、スパイ✖音楽小説です。

著者の安壇美穂さん、2018年に小説家としてデビューしたという、新鋭の作家さんになってます。

作者:青山 美智子  月の立つ林で

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事と家族のバランスに悩むアクセサリー作家、

つまずいてばかりの日常の中、タケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』の月に関する語りに心を寄せながら彼らは新しくかけがえのない毎日を紡いでいくという作品になります。

 

青山美智子さん、最初がお探し物は図書室までで本屋大賞ノミネートしまして、次は、赤と青とエスキースという作品でノミネートしまして、今年月の立つ林でという3年連続のノミネートになります。

お探し物は図書室までは、悩める登場人物たちが何人かいてその登場人物が図書館に行くんですけれども、その図書館でかなりインパクトのある司書さんがそれぞれの悩める人に本を紹介していくっていう話なんです。

かなりこう悩める心にグサッとくる、色んな方が主人公になっているので、それぞれの年代の方が読んで絶対にこう刺さる悩みみたいなものが描写されてます。それに対する成長みたいなものが描かれている作品です。

赤と青とエスキースも1枚のエスキースという絵を軸にした短編集となっていて、この絵が、日本に
渡って30数年間その絵にまつわる人、絵に触れた人たちのストーリーがどんどん展開されていくっていう話になってます。

 

作者:一穂 ミチ  光のところにいてね

あらすじとしては、かのんちゃんとゆずちゃんっていう2人の女性の物語になっていて、2人が小学校の頃に運命的な出会いをするんです。

けれどもその運命的な出会いの後から、2人の中ではそれぞれがかけがえのない存在になっていって決して長い時間一緒にいたわけではないんですが、それぞれが思いつつ人生を歩んでいく。

 

そして大人になって再会した彼女たちがどういう結末を見せてくれるのかという小説になってます。

作者:町田園子 宙ごはん

この物語はあなたの人生を支えてくれる。

宙には育ててくれているママと産んでくれたお母さんがいる厳しい時もあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ風海とイラストレーターとして活躍し大人らしくなさが魅力的なお母さん花野だ。2人の母がいるのは最高に幸せだった。

宙が小学校に上がるとき、夫の海外赴任に同行する風海のもとを離れ、花野と暮らし始める。待っていたのはご飯も作らず子供の世話もしない。

授業参観には来ないのに、恋人とデートに行く母親との生活だった。代わりに手を差し伸べてくれたのは商店街のビストロで働く佐伯だ。花野の中学時代の後輩の佐伯は毎日、ご飯を用意してくれて話し相手にもなってくれた。

ある日、花野の不満で耐えられなくなって家を飛び出した宙に佐伯はとっておきのパンケーキを作ってくれ、レシピまで教えてくれた。

その日から宙は教わったレシピをノートに書き留め続けた。どこまでも温かく優しい希望の物語という作品です。


町田園子さんも本屋大賞ノミネート作の常連で、いろんな作品でノミネートされている方です

過去に52ヘルツのクジラたちという作品で本屋大賞を受賞している作家さんになります。

52ヘルツのクジラたちでは虐待をテーマとした母と娘というか家族の関係を描いていて、去年の星を救うというお話も家族のテーマの作品で過去に母から捨てられた娘とその母がいてその大人になってから再会するっていう。ここの母と娘の関係を描いてくれた作品です。

作者:呉 勝浩   爆弾

2023年このミステリーがすごいで第1位になった作品です。

あらすじとしては、この爆弾という名の通り爆弾がメインになるミステリーとなっていて、ある日、スズキタゴサクという不気味な男が些細な傷害事件で警察に連行されるんですけれども、そのスズキタゴサクは、その取り調べの最中、秋葉原で爆発が起きるって予言するんです。

警察たちがこいつは何を言ってるんだと酔っ払いの戯言だって思ってたんです。けれども実際に爆発が、秋葉原で起きてスズキタゴサクはこの後、3度次は1時間後に爆発が起きますって予言するんです。

警察はスズキタゴサクと取り調べ室の中で心理戦を繰り広げながら次はどこで爆発が起きるのか?どこに爆弾が隠されているのかっていうのを、スズキタゴサクとの会話の中で糸口を見つけなきゃいけないっていう緊迫したストーリーとなってます。

作者:結城 真一郎  #真相をお話しします

5つの作品が入ってる短編集です。どの作品も意外なところからこうどんどんひっくり返されてしまうというミステリー作品になります。

短編集なのでテンポもよく、どんどん読んでいける。しかもミステリーのある種一つの醍醐味だと思うんですけども、どんでん返しを結構味わえるという作品です。

作者:小川 哲   君のクイズ

Q-1グランプリ決勝戦クイズプレイヤー三島玲央は、対戦相手の本庄の不可解な正答にいぶかしむ彼はなぜ正答できたのか?真相解明のため彼について調べ、決勝一問ずつ振り返る、三島・・・

 

唯一無二のクイズ小説となります。

 

2022年下半期第168回の直木賞で小川哲さんの地図と拳が受賞されまして、君のクイズも来たと、今すごい勢いに乗ってる方ですね。


作者:寺地はるな  川のほとりに立つものは

カフェの若き店長、原田清瀬はある日恋人の松木が怪我をして、意識が戻らないと病院から連絡を受ける。松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに・・・

『当たり前』に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語という作品です。

作者:夕木 春央   方舟

地下建設物に閉じ込められてしまった登場人物たち10人が地震によって方舟から出られなくなってしまって、その閉ざされた空間。方舟の中でさらに殺人事件が起きてしまうというお話になってます。

 

かなりSNSで話題になった作品です。激推しの人が多くてあのノミネートに入ったっていう感じだと思います。

結果発表が4月12日ということで、かなりあの期間が空いていますので、この作品の中で気に
なったものがあれば読んでみてください。

全部読んで予想してみるのも面白いかもしれませんね。



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