【40代からの転職】いい印象を与える面接の準備、臨み方について

お悩み

面接で質問される基本項目

40代の転職となると奇を狙ったような質問はきません。

 

自己紹介・自己PR / 転職理由 / 志望動機 / 経験・スキル / 面接官への逆質問

 

上記のたった5つだけともいえるのですが、あまく見てはいけません。

 

当然ながら、それぞれの質問に対策するには時間もかかりますし、面接前夜だけで準備できるようなボリュームではありません。

 

面接準備のために、まとまった時間を確保するようにしましょう

 

◆志望動機は何ですか?

企業側が最も興味があるのは、応募者が「なぜ当社を選んだのか?」です。
入社したいという意志や、企業や職種への関心や共感を、熱意をもって語りましょう。

◆前職の退職理由は?

転職面接では「なぜ前の会社を退職したのか?」も、志望動機とあわせて聞かれます。

ネガティブな理由は避けるようにし、計画的な転職であることを伝えると良いでしょう。
決して前の会社の不満や愚痴は言わないよう気を付けてください。

◆年下とのコミュニケーションは?

中高年が転職する場合、自分より年下の上司や同僚は珍しくありません。

「年下の同僚とうまくやっていけるか?」を問われたら、年齢関わりなく相手を尊重してコミュニケーションをとっていきたいという意志を伝えましょう。

◆常に謙虚な態度で

自分のために時間を割いてもらっているという意識をもって、謙虚な態度で臨みましょう。
面接官が自分より年下であっても、相手を敬う姿勢を心がけてくださいね。

◆正しい敬語を

面接時の対応で、仕事上のコミュニケーション能力をはかられます。
特に、正しい敬語を使えるかどうかは大切なポイントのひとつです。

◆清潔感ある服装を

整えられたみだしなみや服装は、相手への敬意が伝わり好印象です。
面接には、落ち着いた色のスーツを着用し、髪・メイク・靴は、清潔感を第一に心がけて整えて臨みましょう。

◆相手の話を聞くのが優先

質問の意図をつかんだ上で発言できるよう、面接官の話にはしっかりと耳を傾けてください。
聴く姿勢を見せることで、コミュニケーション能力のアピールにもつながります。

◆答えは簡潔かつ的確に

中高年は、アピールのために質問への回答が長くなりがちです。
質問には、応募先に関わりのある経歴や実績のみを的確に答えるようにしましょう。

また質問に対しての答えは、結論から先に言い、続けて理由も述べるのがベストです。
限られた時間内で、どれだけの自己PRができるかを意識してください。

◆ネガティブな印象を残さない

質問に対し「できません、無理です」といった否定的な言葉を使うのは、入社への意欲が低いと受け取られる可能性があるので、極力避けましょう。

ネガティブな言葉を使う場合は「こうフォローできる」など前向きさを示し、ポジティブな印象を残すと良いでしょう。

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よくあるその他の質問

「自分の長所と短所を教えてください」

◆長所の回答ポイント

中高年の場合、年相応の長所が求められます。企業の応募職種に合った長所をピックアップし、即戦力になることをアピールしましょう。

責任感の強さや統率力などを、前職のエピソードを交えて話すと説得力が増します。

◆短所の回答ポイント

ネガティブな情報だからこそ、本音を語りましょう。

自分が自覚している短所を単刀直入に伝え、経緯やエピソードなどを交えてどう捉えて克服したのか、また努力しているのかを語ってください。

「前職を退職した理由を教えてください」

◆会社都合の退職理由の回答ポイント

会社都合=クビとは思われません。退職理由は事実をそのまま伝えましょう。

「私の能力不足で…」などと付け足すと、謙遜したつもりでも能力不足で解雇されたと誤解されかねませんので、注意してください。

◆自己都合の退職理由の回答ポイント

・意図しない人事異動を受けた場合

・退職勧奨を受けた場合

・給与を下げられた場合

自己都合での退職理由では、前職の会社と合わなかったという印象を与えないように気をつけましょう。
目指す方向性が違ったためや、家庭の事情などのやむを得ない理由を詳細に説明しましょう。

「志望動機を教えてください」

◆回答ポイント(1)

経営理念や社長のメッセージを引用して志望動機にするのはNGです。
自身の経歴や人脈を取り入れ、即戦力となる可能性を感じさせることが重要です。

◆回答ポイント(2)

応募企業の研究はもちろん業界や同業他社との比較など、中高年ならではの視点や、これまでの経験や知識からの志望動機を用意しておきましょう。

さらに応募企業の課題や自分にできる解決策などを盛り込むと、より訴求力が高くなります。

「他に受けている企業はありますか?」

◆回答ポイント(1)

今や数社応募するのは当たり前となっているため、隠す必要はありません。

◆回答ポイント(2)

内定も進行中の案件もないのではマイナスイメージを持たれるかもしれないため、エントリー検討中や応募予定などの案件があることを伝えておくことをおすすめします。

また、同業種では他社に行くのではないかという懸念を持たれないように、入社意欲が高いことを必ずアピールしておきましょう。

「これまでの経験やスキルを当社でどう生かしますか?」

◆回答ポイント(1)

プレーヤーとしての過去の実績ではなく、マネージャー的な役割での実績や努力、独自の取り組みなどを盛り込みましょう。

◆回答例とポイント(2)

応募企業の経営課題に焦点を当て、自身の経験や知識を活用することで課題解決へ導く人材であることを強調するとよいでしょう。

理想ではなく、実現可能な方法であることは重要なポイントです。

「仕事上で失敗した経験を教えてください」

◆回答ポイント(1)

失敗をどう乗り越え、何を学んだかを明確に説明しましょう。
古すぎる話や、洒落にならないレベルの大きな失敗はNGです。

◆回答ポイント(2)

ネガティブな質問だからと言って、失敗した経験がないと回答したり、失敗談を他人のせいにしたりするのはよくありません。

そこから学んだことや、反省を生かしてプラスの結果を導き出したことなどを伝えると効果的です。

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デメリットをメリットに変える!答え方のポイント

では次に、中高年の転職に際してデメリットと思われるところをメリットに変える、答え方のポイントを紹介していきます。

◆新しいことを覚えられない
心機一転、新たな気持ちで業務に取り組むことを伝えましょう。

◆既存社員よりも年齢が上なので扱いにくい
これまでの豊富な経験から、どんな人ともフラットに対応できる適応能力の高さをアピールしましょう。

◆前職が長く新しい職場になじめない
新たな気持ちでチャレンジする姿勢を強調しましょう。

◆給与面で折り合わない
企業の提示額で入社し、昇給・昇格できるよう努力する意欲を伝えましょう。

◆長期間勤務できない
可能であれば70歳まででも現役で頑張りたいことをアピールしましょう。

◆健康状態に懸念がある
日ごろから健康管理には十分に気をつけ、定期的に健康診断や人間ドックなどを受けていることを伝えましょう。

「最後の質問」はアピールのチャンス!

最後に面接官から「何か質問はありませんか」と聞かれることがよくあります。
この面接の定番となっている「最後の質問」は、実はアピールのチャンスです。

面接で気になった点をさらに掘り下げたり、他に気になったことを聞いたりするとよいでしょう。

質問例とNG例をご紹介しますので、しっかりチェックしてください。

◆質問例
「入社までに準備・勉強しておくべきことがあればぜひ教えていただけますか?」

「実績・成果に対してどのような評価基準を設けていらっしゃるか伺うことは可能でしょうか?」

「私と同年代で実際に活躍されている方には、どのような方がいらっしゃいますか?」

「本日充分にご説明いただいたので、特にありません。お話をお聞きし、改めて御社に入社したいという気持ちが高まりました」
どうしても質問がない場合でも上記のように伝えると、入社意欲をアピールできます。

◆NG例
・福利厚生や待遇などについての過度な質問
制度や待遇について質問することは大切です。

しかし、仕事内容よりも待遇に関する質問ばかりをすることは、意欲がないと思われる可能性があるため、避けた方がよいでしょう。

・ホームページに記載されている内容
企業への関心が薄いと思われてしまう可能性があります。企業の最低限の基本情報は事前に調べておきましょう。

面接成功のポイント5つ

転職者の面接では、面接官の質問に対する回答だけではなく、態度や言葉遣いなども重要になります。

ここでは好印象を与え、なおかつ即戦力となるスキルがアピールできる、面接成功へのポイントをチェックしていきましょう。

1 面接官に好感を持つ
中高年の転職では、面接官が年下の場合もあります。
相手が年下であっても面接してもらう以上は立場をわきまえて、相手への気遣いを忘れないようにしましょう。

2 ネガティブをポジティブに変える
40代・50代で転職する理由の多くは一見すればネガティブに思われがちですが、それを前向きに伝えましょう。

3 強みと会社への貢献度の高さをアピールする
面接では、自分が入社すれば会社にどれくらい貢献できるのかを伝えることが大切です。

自ら考えて行動し既存の社員たちの士気も上げられる人材であることを、具体例を挙げて伝えましょう。

4 柔軟性や適応力が高いことをアピールする
中高年での転職は、若い社員とうまくやっていけるのか、会社の雰囲気に合う人なのかどうかも重要なポイントです。

5 あわてないこと
面接では答えにくい質問をされることもあります。

その時に大切なのは、あわてないことです。答えに困った時でも、前職での例を出したりしながら落ち着いて答えるようにしましょう。

中高年ならではの対応力も転職でのキーポイントです。

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