【パスカルの名言】人生は暇つぶしである、人間は考える葦であるを解説!!

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「人間は考える葦である」

葦とは、水辺に育つ細く長い植物のことです。強い風が吹いたり大水をかぶったりすると、すぐに折れたり枯れたりします。「人間は葦である」とは、人間もこの葦のように非常に弱い存在だということを述べている言葉です。

人間は足も速くないし腕力も弱い。暑さや寒さにも弱い。すぐに病気にもなる。他のライオンや象、牛や馬などと 比べても、小さく弱い生き物です。しかし、「人間は考える葦である」。弱いけれど、他の動物にはできない「考える」ということができる。

 

自分が非力であること、だからこそ生きる力を身に付けなければならないこと、さらに他者と助けあわねばならないこと、人間はこれらのことを知っている。それは考えることができるからだ。だから、考えることを大切にしよう。これが、「人間は考える葦である」という言葉の意味です。

 

ちなみに、この有名な言葉を述べた人物は、17世紀半ばに、フランスで活躍した科学者・思想家のパスカルです

 

以下、彼の著書『パンセ』に収載されているこの言葉の部分を、原文で紹介しましょう。 (250・251頁、前田洋一・由木康訳『パンセ』中公文庫、1973年)人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。彼をおしつぶすために、宇宙全体が武装するには及ばない。蒸気や一滴の水でも彼を殺すのに十分である。だが、たとい宇宙が彼をおしつぶしても、人間は彼を殺すものより尊いだろう。なぜなら、彼は自分が死ぬことと、宇宙の自分に対する優勢とを知っているからである。宇宙は何も知らない。だから、われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。われわれはそこから立ち上がらなければならない のであって、われわれが満たすことのできない空間や時間からではない。だから、よく考えることを努めよう。ここに道徳の原理がある。 パスカル(1623~1662)

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「人生は暇つぶしである」

パスカルの死後に出版された「パンセ」の中の一文に「人生は暇つぶし」と書かれており、偉大な名言として世に広まりました。

 

そしてこの名言、さまざまな著名人も発言しています。ぜひ参考にしてみてください。

  • 西村博之(ひろゆき)

「人生は所詮死ぬまでの暇つぶし」

  • 堀江貴文(ホリエモン)

「人生は壮大な暇つぶし」

  • 立川談志

「所詮、人生はね、暇つぶし」

人生において「暇つぶし」が重視される3つの理由

なぜ「人生は死ぬまでの暇つぶし」という考え方が大切なのでしょうか?その理由を3つ考えてみました。

  1. 生きる目的を強制されない世の中だから
  2. 「生きるのが辛い」と感じている人が多いから
  3. 最後はみんな死ぬから

それぞれについて解説していきます。

生きる目的を強制されない世の中だから

人は夢や目標など「生きる目的」を考える生き物です。もちろん成長や成功につながるものですが、それに縛られて苦しい想いをしている人もいます。

 

しかし、よく考えてみれば現代は生きる目的を強制される世の中ではありません。

 

仕事を頑張るのも、ダラダラ生きるのも個人の自由。誰かに縛られる必要はないのです。

  • 正社員で働かないとだめ
  • 結婚したら家を建てる

など、目的を強要される場面もありますが、基本的には従う必要はありませんからね。

 

よって「人生は暇つぶし」という考え方を持っていれば、肩の力を抜いて生きられます。

「生きるのが辛い」と感じている人が多いから

「生きるのが辛い」と感じている人も多いのではないでしょうか。

 

特に日本人は、真面目で几帳面な性格のため、ちょっとした失敗やミスでも重く受け止めがちです。

  • 上司に怒られて会社に行きたくない
  • 恋人に振られて立ち直れない
  • お金がなくて生活が苦しい

このような困難に直面している人は、人生に絶望しています。

 

しかし「人生は暇つぶし」という考え方なら「どうにでもなる」と楽観的に捉えられます。生きるのが辛い人は、もっと気楽に考えた方が、生きやすくなるでしょう。

最後はみんな死ぬから

人生どんなに成功しようが、どんなに苦しい経験をしようが、最終的に「死」に行き着きます。しかし結果は分かっているにも関わらず、苦しい方へ向かってしまう人がいるのです。

 

それならば「気楽に生きよう」と楽観的に考えた方が、ストレスを抱えずに済みます。

 

最後はみんな死にます。だからこそ、人生は暇つぶし程度に考えておいた方が良いのです。

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