いい人すぎると損をする。

そんな言葉を一度は聞いたことがあると思いますが本当に良い人は損をするのかというとそんなことは全然なくて心理学の研究でも優しく親切な行動を増やせば幸福度が劇的に高まるストレスに強くなる。疲れにくい、自信が高まる。対人不安が減る。良好な人間関係ができる。仕事の満足度が高まる。美肌になる、免疫力が高まる、痛みに強くなる、睡眠の質がアップする。運勢が良くなる寿命が伸びるなど、これでもかというくらい、いいことづくめ。

世界中のサプリメントをかき集めてきてもこれだけの効果は期待できません。とにかく、いい人は得をするんです。

ところが世の中を見渡してみるとお客様には気持ちの良い接客をして上司には気を配る同僚を手伝ったり精一杯心配りをしているにもかかわらず、ストレスでいっぱいという人が現実にはたくさんいます。むしろ仕事をさぼっている人や自分勝手な人のほうが幸せそうに見えることもあると思います。

家庭でも明るい笑顔を心がけてみんなのためにせっせと頑張っていにもかかわらず幸せな生活とは程遠いっていうこともあると思います。

やっぱりいい人は損をするのでしょうか？心理学はデタラメを言っているのでしょうか？実はそうではないです。

いい人なのに幸せになれない理由それはやり方が間違っているから、いい人にも正しいやり方があります。これを間違えるといい人ほど不幸になるという残念なことになってしまうんです。

いい人なのに不幸になる原因　一つ目は優しくする順番が違う。

みんなに優しく親切なのは素晴らしいことですが実は人に優しく親切にするにもちゃんと順序があります。順番を間違えると大変なことになるんです。

ではどんな順番が正解かというと身近な人からで、ここが重要なポイントです。一番身近な人とは一体誰なのか意外と難しいんですけど、一番身近な人、それは自分。大切なのはまず自分に優しくすること、たくさん遊んで、たくさん笑って、たくさん感謝して、美味しいものを食べる。平日にも楽しみを用い、時には体を動かし、自分を褒めてからぐっすり眠る。お金と時間が許す範囲で自分で自分を喜ばせるとご機嫌が貯金のようにどんどんたまっていきます。

自分がご機嫌になれば自然と人に優しくしたくなるって言うのが人間の性質そこで家族や会社の同僚
などまず身近な人に優しく親切にする。ごきげんをお裾分けする周りの人に優しくすればやがて自分にも優しさが返ってきます。良い人間関係ができてきて、ますます幸せになります。上機嫌になります。

上機嫌になればご近所さんや知らない人にも自然と優しくなれる。このように自分のご機嫌をたっぷり蓄えて周りの人におすそ分けするのが人に優しく親切にの正しい順番。シャンパンタワーのように自分に愛情を注いでいけば周りの人まで自然と潤っていくこれが本当の愛の形。

最初にすべきは自分で自分をごきげんにすることなんです。それとは逆にごきげんじゃない人が他人に優しく親切にするとどうなるのか？のにが出てくるんです。席を譲ってあげたのにありがとうも言わない。手伝ってあげてるのになんで無駄話してんの？笑顔であいさつしているのに何ムスッとしているの？

ごきげんじゃないときに人に優しくするのは飢えている時に食べ物を分け与えるのと同じで、なにかしらの見返りがないと腹が立ってくる。優しくしてあげているのにってのにを何度も繰り返すことでだんだんに人嫌いになり、ますます不幸になってしまう。

これがいい人が陥りやすい不幸になるパターン、心理学界の重鎮マーティンセリグマンはあるときこんなことを考えたそうです。不幸な人は苦悩を多く経験しているから誰にでも優しいのでは？その仮説を証明するために調査研究を行ったところなんと予想は大ハズレ！！

不幸な人の多くは人間嫌いになっていました。のにが増えますからね。その結果非協力的になり人間関係が崩れ、ますます不幸になる。

というネガティブスパイラルに入っていました。それとは反対に毎日が充実していて幸せな人は人にも幸せを分けてあげたいっていう気持ちが強くなり、自然と優しく親切になる。その結果人間関係が良好になり、ますます幸せになるというポジティブスパイラルになっていたそうです。

この研究結果を見てもわかるとおり、まず最初にすべきは自分で自分をごきげんにすること、毎日を充実させること、そしてそこからポジティブスパイラルを回していった人だけが最初にご紹介しました嬉しい効果をゲットできるって言うわけです。

【簡単解説】PDCAサイクル　 最速で成長できる！！　人生、仕事なんにでも役に立つ考え方！！

ちなみにですが優しいと優れているは同じ漢字を使います。この前夢をかなえるゾウを読んでいたらこんなことが書いてありました本当に優れているのは他社にも、そして自分にも優しくできることテストで良い点数を取るとか他の人ができないことができるとかそれも確かに優れていますが、自分に優しくそして人にも優しくする方がもっともっとたくさんのものが手に入る周りの人も喜んでくれる。

このメカニズムもわかっていて、それを実践している人が一番優れているのかもしれませんね。

いい人なのに不幸になる原因の二つ目はポジティブ思考のやり方が違う

いい人の多くはポジティブな態度をキープしようとしますこんなたことで怒っちゃいけない。ちょっとしたことで人を嫌ってはいけない。疲れていても笑顔でいなくちゃいけない。いつもポジティブでいるのは大人として素晴らしいことですがネガティブ感情を無理やり抑え込むのは絶対NG

なぜならネガティブ感情を吐き出さないと体の中にいつまでものおり続けるからです。たとえ自分が忘れたとしても心は忘れない。ネガティブ感情が溜まってくるとまず頭の回転が悪くなります。またネガティブ感情とポジティブ感情は同じパイプを流れているので、ネガティブ感情をせき止めると喜びや幸せといったポジティブ感情まで薄れてしまう。

さらにネガティブ感情は生ゴミみたいなもので外に出さないとくさって毒になる。その毒性で心と体に不調が出てきます。最悪の場合は大爆発を起こす。

だからネガティブ感情を抑え込むのは絶対NG。ではネガティブ感情を素直に出せばいいのかというとこれもダメ、めんどくさいからめんどくさい顔をする。気に入らないから舌打ちする。腹が立った
から怒鳴る。まずいからまずいという。

当たり前ですけど感情をそのまま出していたら人間関係がボロボロになってしまいます。これもやってはいけない。感情を抑え込むのもダメ、感情を出すのもダメ、さあ困りましたではどうしたらよいのでしょうか？

一つだけ良い方法があります。解釈を変えるんです。

人間の感情は、 a 出来事×b 解釈= c 感情　の方程式でできています。

例えばラーメンをズルズルズルーと食べる人を見て日本人ならおいしそうと解釈するから、ポジティブ感情が出てくる。西洋人なら音を立ててきたないっと解釈するからネガティブ感情が出てくる。つまり感情は解釈次第。私たちは解釈を変えることで自分の感情を選択できるんです。

これが心理学に革命を起こした abc 理論

車をゴツンとぶつけられた時に最悪ついてないなぁと思えばネガティブ感情が出てきます。その後にでもこんなもんでよかった、けががなくてラッキーだよと思えばポジティブ感情が出てきてネガティブ感情を中和してくれる。

ストレスがうんと小さくなります。毎日バタバタ忙しくて嫌になっちゃうと思えばネガティブ感情が出てきます。その後にでも毎日が充実しているような健康に動けるだけでもありがたいようなと思えばポジティブ感情が出てきてネガティブ感情を中和してくれます。

部長が頑固で嫌になっちゃうと思えばネガティブ感情が出てきます。その後にでもナヨナヨした部長よりはマシだよな、困ったときには頼りになるしと思えばポジティブ感情が出てきてネガティブ感情を中和してくれます。

でも多少のストレスは残ります。そこで多少のストレスがあったほうが気持ちに張りが出ると思えばもう心は負けていない、ポジティブ感情だけが残る。

このようにストレスの中にプラス面を見つけることをベネフィットファインディングといいますがベネフィットファインディングを使って b の解釈を変えていくことが本当のポジティブ思考、 c の感情を無理やり押し殺そうとするのが間違ったポジティブ思考。いい人が陥りやすい不幸になるパターンというわけです。

以前本田圭佑さんがテレビでこんなことを言っていました。

本田さんもベネフィットファインディングを活用しているから幾多の困難も涼しい顔で乗り越えられるのでしょうね。ぜひ皆さんもベネフィットファインリングを普段の生活に取り入れて今よりもっとストレスの少ない充実した毎日を手に入れてください。

まとめ

ふぐ料理はとてもおいしいですが調理の仕方を間違えるとひどい目にあいます。同じようにいい人はすごく得をしますがやり方を間違えるとひどい目にあいます。

いい人なのに不幸になる原因はこの2つ！！自分のご機嫌をたっぷり蓄えて周りの人におすそ分けするのが人に優しく親切にの正しい順序。

これを間違えるとのにが出てきてどんどん人間嫌いになります。ストレスの中にあるプラス面を見つけてネガティブ誕生を中和するのが正しいポジティブ思考。

ネガティブ感情を無理やり抑え込むと心と体を病んできます。いい人が苦労するなんていうのは本当に馬鹿らしいですからね心当たりがある方は、ぜひともやり方を修正していい人だけに与えられるたくさんの恩恵をゲットしてくださいね。