【劇症1型糖尿病になった社会福祉士のリアル】チャプター1

生活・社会

「あれ…旧姓なんだっけ?」— 結婚して変わった“名前”と“彼女”の境界線

包括支援センターのOさんから、ふいに電話がかかってきた。

声に聞き覚えがある。思い出すのに少し時間がかかったけれど、前の職場で一緒だった人だ。

その頃、彼女はまだ結婚していなくて、旧姓で働いていた。
電話を切ったあと、なんとなく彼女の旧姓を思い出そうとした。けれど、すぐに出てこなかった。

…あれ? 彼女の旧姓って、なんだっけ?

少し焦る。ちょっとショックだ。でも、それ以上に、不思議な感じがあった。

たぶんそれは、“新しい名前”が、ちゃんと彼女に馴染んだ証なのかもしれない。

結婚されて名前が変わったときは、正直なところ、しっくりこなかった。

でも、気づけばその違和感は消えていた。

まるで、アイスコーヒーにミルクを注いだあとのように。
最初は境目があったのに、時間が経つと自然に混ざって、一つの味になる。

旧姓の彼女も、新しい名前の彼女も、どちらも確かに彼女で、どちらもちゃんと存在している。
でも今は、ミルクが溶け込んだこの「今の名前」が、いちばん“彼女らしい”と感じた。


「選挙が近づくと、なぜ政治家は急に“優しく”なるのか?」

またこの季節がやってきた。
そう、選挙前だけ“国民思い”になる政治家たちの出番である。

今回は、農林水産大臣の小泉進次郎さんが登場。

突然「米を2000円台にします」と言い出した。
きっと完璧に練られた台本があって、報道陣の前でカメラ映えするセリフをキメる姿は、もう完全に“演出されたシーン”。

テレビもそれにしっかり乗っかって、「期待しています!」という主婦の声を丁寧に拾う。
何か、もう…予定調和すぎて白けてしまう。

そして今度は「ガソリンも値下げします」。

あれ? それ、今まで何年も放置してきた話じゃなかったっけ?
どうして選挙の前だけ、こんなに国民に優しいんだろう?

…いや、分かってる。票のため、ですよね。
でもその“あからさまさ”が逆に信じられなくなる。

そして首相は、相変わらず表には出てこない。
こういう“見せかけのパフォーマンス”だけで本当に通じてしまうのだろうか?

それとも、こんな風にひねくれて見えるのは、私だけなんだろうか?

選挙前だけ“国民思い”になる政治って、もう時代遅れなんじゃないかな。
パフォーマンスではなく、本当に暮らしを良くしてくれる政治が見たい。



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