相談援助のキーワード
エンパワメント・・・クライアントが自らの力を回復し、自分たちを取り巻く問題状況を解決していけるようにしようというもの。ソロモン・Bは差別的・抑圧的な環境によって人々は無力な状態に追い込まれると主張している。
アドボカシー・・・権利擁護、代弁機能 ケースアドボカシー(個人、家族)クラスアドボカシー(集団)セルフアドボカシー(自らの権利)シチズンアドボカシー(市民)リーガルアドボカシー(法律)コーズアドボカシー(制度や資源を開発)
社会的包摂(ソーシャル・インクルージョン)・・・共生社会、排除しない社会を目指す考え方
ノーマライゼーション・・・障害を特別視するのではなく一般社会の中で普通の生活が送れるような条件を整えるべきという考え方。
インフォームド・コンセント・・・説明と同意。
アカウンタビリティー・・・説明責任
アウトリーチ・・・相談機関で待つのではなく、地域社会に出向き、相談援助を展開していくこと。
ソーシャル・サポート・ネットワーク・・・インフォーマルサポートとフォーマルサポートに基づく援助関係。
ソーシャルアクション・・・サービスの創設・改善・維持、社会的行動
コミュニティー・オーガニゼーション・・・地域課題を解決する手法を地域自ら開発する過程を支援
日本の社会福祉の発展に寄与した人物
石井十次・・・「無制限主義」を掲げ、孤児を救済する民間社会事業を展開/岡山孤児院/キリスト教慈善事業家
石井亮一・・・滝乃川学院/最初の知的障害児施設、社会福祉法人滝乃川学園の創設者で知的障害者教育・福祉の父。
浅賀ふさ・・・日本初の医療ソーシャルワーカーとして実践。聖路加病院。
岡村重夫・・・社会関係の主体的側面に焦点を当てた社会福祉固有の視点と領域を提起。『社会福祉言論』/地域福祉論、評価的機能は対象者が置かれている状況や対象者の持つ問題、その原因を明らかにした上で解決を目指していくもの。
人と環境との関係を、社会生活の基本的要求を充足するために、社会成員が社会制度との間に取り結ぶ関係としてとらえた
小河滋次郎・・・大阪方面委員制度設立、『社会問題救恤十訓』『社會事業と方面委員制度』において、ドイツのエルバーフェルト制度を基に方面委員制度を考案したのは、林一蔵(大阪府知事)・小河滋次朗。
賀川豊彦・・・『死線を超えて』、生活協同組合運動
留岡幸助・・・北海道家庭学校を創設し、感化教育を実践。『慈善問題』
竹内愛二・・・ケースワーク技術や援助プロセスにおける理論を発展。『ケースワークの理論と実践』『専門社会事業研究』
『グループ・ワーク 小團指導入門』の著者は永井三郎。
「公的扶助とケースワーク」の著者は仲村優一
三好豊太郎・・・論文「『ケースウォーク』としての人事相談事業」において、ケースワークを社会事業の技術として位置づけた。
三隅二不二が示したのはPM理論。PM理論では、リーダーシップはP(目的達成機能)とM(集団維持機能)という二つの機能により構成される
高木憲次・・・日本初の肢体不自由療育施設である整肢療護園の初代理事長。
糸賀一雄・・・近江学園創設者で障害児福祉分野で活躍
福井達雨・・・止揚学園を設立し、障害児教育や差別撤廃活動。
右田紀久恵・・・『自治型地域福祉の理論』
河上肇・・・『貧乏物語』
ソーシャルワーク実践理論を発展させた人物
ジャーメイン.C・・・生態学的アプローチ、エコロジカル・アプローチ、生活モデル
ベーム・・・3つの機能に分類、「ソーシャルワークの性格」
シュワルツ・・・相互作用モデル、交互作用モデル、並行過程
バートレット、H・・・3要素に基づくソーシャルワーク実践の共通基盤を提唱、価値・知識・介入、人と環境との関係を、人々が試みる対処と環境からの要求との間で保たれる均衡関係としてとらえました。『社会福祉実践の共通基盤』「価値の体系」
ゴールドシュタイン・・・システム理論を指向した一元的アプローチを展開
リッチモンド・・・人と環境間を個別に意識的に調整して、パーソナリティを発達させる過程を実施。『社会診断』『ソーシャルケースワークとは何か』 ケースワークの母、ケースワークの体系化
パールマン・・・問題解決アプローチを体系化
リードやエプスタイン・・・課題中心アプローチを体系化
ホリス・・・「状況の中の人」という概念を提唱。人と環境との関係を、人と環境及び両者の相互作用の連関性としてとらえた。心理社会的アプローチ。
ジャーメインとギッターマン・・・生活モデル、エコロジカルアプローチ、生態学に基づいた理論を提唱。
バンク-ミケルセン・・・ノーマライゼーションを提唱した人物
ヴォルフェンスベルガー・・・北米にノーマライゼーションの原理を普及
ニィリエ・・・ノーマライゼーションの原理を八つに分けて整理。
サリービー・・・ストレングス視点やストレングスモデル。
ピンカスとミナハン・・・人と環境との関係を、人々と資源システムとの連結や相互作用としてとらえた。ソーシャルワークを4つのシステムと7つの機能に整理
ハーシュマン、ミュルダール、カルドアなど・・・人と環境との関係を、他の相互作用によって影響を受けた累積的相互作用としてとらえた。
エリクソン・・・心理社会的発達理論
フロイト・・・精神分析理論
スキナー・・・学習理論
ホワイト・・・物語理論
ゴフマン・・・役割理論
ハーズバーグ・・・仕事に積極的な満足を与える要因として、監督技術、作業条件、給与などの衛生要因よりも、達成や承認などの動機付け要因を重視した。
マズロー・・・自己実現の欲求が達成されれば、仕事のやる気は向上する。
ドナペリアン・・・ヘルスケアの質を評価するための3つのアプローチは「構造(structure)」、「過程(process)」、「結果(outcome)」
ヤヌシュ・コルチャック・・・「子どもを人権の主体として考える」という思想が、子どもの権利条約に受け継がれている。
トーマス・ジョン・バーナード・・・「バーナードハウス(孤児院)」を設立
セオドア・ルーズベルト・・・1909年当時のアメリカ大統領で、「ホワイトハウス会議」を開催。
ホワイトハウス会議では、児童は緊急やむを得ない理由がない限り、家庭生活から引き離されてはならないと提唱した。
エレン・ケイ・・・1900年に「児童の世紀」という本を出版した人物
ロバート・オーウェン・・・1833年のイギリスで児童の労働時間の制限が定められた「工場法」制定に影響を与えた人物。
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慈善組織協会(COS)
慈善組織協会(COS)・・・、自助グループ、救済に値する貧困者を選別、友愛訪問員の広い知識と社会的訓練によって友愛訪問活動の科学化を追求、ケースワークの確率
トレンビーホール・・・労働者や子どもの教育文化活動、社会調査とそれに基づく社会改良を目的に設立された。
2014年のソーシャルワークのグローバル定義
エンパワメントの解放、多様性の尊重、地域・民族固有の知を基盤
『人々のために』ではなく、『人々とともに』働くという考え方、この定義は、各国及び世界の各地域で展開してもよい。
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