人生はたった一言の殺し文句で激変する
たった一言の殺し文句で激変する殺し文句とは相手の気持ちをぐっと引き付けて強い印象を残す言葉です。
短いワンフレーズで相手の心の中に入り込んで、実際に行動させる言葉なんです。
この短いワンフレーズでその後の人生を全て激変してしまうほどの影響力があるんです。
効果てきめん、だからこそ悪用厳禁ですよー
第3位 ガソリンかぶって火をつけて死にます（笑）
ソフトバンク創業者孫正義さんが総務省の担当課長に言った言葉です。
当時、YahooBBというブランドを広めるために孫さんは通信業界の巨人NTTと戦っていました。NTTの妨害で自社のYahooBBの工事がうまく進まないと考えた孫さんは総務省に乗り込みます。
ですが、いくら熱弁しても総務省の役人たちは暖簾に腕押し状態でした。そこでこういったのです。ジャジャン
「100円ライターぐらいもっているでしょう。それ借りますから。」
どういう意味ですか？
「ガソリン被るんですよーこの状況が続くなら僕にとっては事業が終わりだから、もうYahooBBをやめると記者会見する。その帰りにここへ戻ってきてガソリンかぶって火をつけて死にます！！」
この孫さんの本気度に震え上がった担当課長は何をすればいいんですか？と言わざるを得ませんでした。
殺し文句というより、恐喝に近いですけどね。
結局、総務省はNTTに連絡をして、フェアな競争をするようにと指導しました。
そこからYahooBBの快進撃がはじまったのです。
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第2位 こうして白紙を持ってきた！！どうか思う通りの要求をここに書き込んでくださいよ
当時自民党政調会長だった田中角栄さんが日本医師会会長の武見太郎さんに言った言葉です。日本医師会、会長武見太郎さんは当時政界に大きな影響力があって、剛腕で喧嘩太郎（だっさー）の異名で知られていました。
国民皆保険開始に伴う医療費値上げの問題の最中でした。武見さんは言いました。医療費の値上げを認めなければ医師会から保険医を総辞退する。このように自民党を脅していたんです。
田中角栄さんと武見さんとの1度目の会談で田中角栄さんが厚生省案を見せると武見さんから話にならない。出直してもらいたいと一蹴されます。
1週間後、2度目の会談で田中角栄さんは白紙に右により総辞退は行わないとだけ書いた便箋を取り出してこう言いました。
「武見さん私が素人で医療のことはよくわかりません。ですから私はこうして白紙を持ってきた。どうか思う通りの要求をここに書き込んでくださいよ。ただし政治家にもわかるように書いてくださいね。」
すると武見さんはその便箋に要求を書きました。この時武見さんはあえて具体的なことを書かなかったそうです。なぜなら具体的なことを書いてしまうと田中角栄さんを困らせることになるからです
白紙を出すということは自分を信用してくれているということ、あえて抽象的なことを書くことで
田中さんへの信頼を返したというのです。
田中角栄さんはこのメモさえあれば勝負できます。任せてくださいと言い、その後、この内容を自民党本部に持ち帰って武見さんの要求を通し医師会総辞退を免れるのです。
第1位 誰も歩いたことのない道を歩いてほしい
北海道日本ハムファイターズ監督、栗山英樹さんが高校3年生の大谷翔平選手に言った言葉です。
2023年WBCの侍ジャパン監督も栗山英樹さんです。高校生当時の大谷翔平さんの目標は日本一になる。日本人最速となる163キロを記録する。ドラフトで菊池雄星を超える8球団から1位指名を受ける選手になるです。大谷翔平さんは高校3年生、当時国内球団初めメジャー3球団とも面談を行って進路を何度も話し合った結果、当時会見を開いて日米どちらの憧れもありましたけれどもメジャーリーグの憧れの方が強かったと語りました。
日本ハム監督の栗山さんは、この時ドラフト1位で大谷を指名すると公言します。ドラフト会議当日には日本ハムが単独1位指名で交渉権を獲得します。ですがこの直後に大谷さんは評価していただいたのはありがたいですが自分の気持ちは変わりません。入団の可能性はゼロですと語りました。
これに対して日本ハムは交渉でまず提出したのが大谷翔平君夢の道しるべ日本スポーツにおける若年期、海外進出の考察と題された30ページに及ぶ資料でした。簡単に言うと高校卒業後、直接アメリカに渡るのに比べて母国のプロリーグで実力をつけた選手の方がメジャーで活躍できる確率が高いこと
などをデータなどから示しているものでした。
そして交渉を重ねて最終的には栗山さんからの殺し文句！！
「誰歩いたことのない道を歩いてほしい」が決め手となって大谷選手は当時日本ハム入団を決意したのです。
悪用厳禁！あなた独自の”ザ・殺し文句”を作る 究極の３か条
1つ目 相手の利益を語る
何よりも相手が得られる利益が何かをしっかり伝えることが大事です。アメリカ大陸を発見したことで有名なコロンブスのエピソードがあります。
コロンブスは当時黄金の国ジパングと呼ばれていた。日本に惹かれて西回りでアジアに向かう計画を立てました。ですが航海を実現するには莫大な資金がかかります。
そこで王国の女王に航海を提案しました。「航海が計画通り達成してジパングにたどり着くことができれば、王国は黄金と香辛料で大儲けできます。」
成功報酬で出資側にはリスクが少ないことも強調しました。最終的にこの提案に興味を惹かれてコロンブスの西回りの航海が実現するのです。
ちなみに結果的にはコロンブスは日本にはたどり着けませんでしたが、ヨーロッパにとっては未知の土地であったアメリカ大陸を発見し先々の世界史を大きく変えることになりました。ここで相手の利益についてですがこれは金銭的なものとは限りません。
地位、名誉、実績、他にも感情的な利益というものもあります。例えば、楽しそう、面白そう、嬉しい、いい経験になるなどです。
2つ目 プライドをくすぐる下手に出る
これは言い換えると相手の自己重要感を満たすです。人間は誰もが自分は特別で重要な人間であると思っています。
田中角栄さんが大蔵大臣時代に新人官僚のプライドを満たしたと言われているスピーチは有名です。
「これから一緒に国家のために仕事をしていくことになりますが、お互いが信頼し合うことが大切だと思います。したがって今日ただいまから、大臣室の扉はいつでも開けておく」
「我と思わんものは今年入省した若手諸君も遠慮なく大臣室に来てください。そして何でも言ってほしい。上司の許可を取る必要はありません。できることはやる、できないことはやらない、しかし全ての責任はこの田中角栄が背負う以上！！」
3つ目 本気でぶつかる
人は結局のところ、その人の本気度から熱い思いを受け取ります。
孫正義さんが高校生の頃、日本マクドナルド創業者の藤田伝社長の著書に感動して単身、会いに行った時のエピソードがあります。
孫さんは藤田さんの秘書に何度も藤田社長にお会いしたいと電話しますが相手にしてもらえません。
そこで孫さんはアポイントなしで久留米から飛行機に乗って羽田まで行き、そこから秘書に連絡して今から自分の言うことをメモ用紙に筆記し藤田さんに渡してくださいと言います。
「私は藤田さんの本を読んで感激しました。是非とも一度お目にかかりたい。しかし藤田さんがお忙しいことは重々承知しています。顔を見るだけでいいんです。3分間社長室の中に入れてくれればそれで良い。私はそばに立って藤田さんの顔を眺めています。目も合わさない話もしないということなら、藤田さんのお邪魔にはならないのではないでしょうか？」
孫さんはさらに続けて秘書にこのように伝えます。このメッセージが書かれたメモ用紙を藤田さんが見てそれでも合わないというなら私は諦めて帰ります。ただし決して秘書のあなたが判断しないでください。
さらに念を押してこう言いました。さっき書いたメッセージを復唱してください。
この結果面談できることになります。そして藤田さんから孫さんのその後の方向性に影響を与えるアドバイスを受けるのです。これからはコンピュータービジネスの時代だ。俺がお前の年齢だったらコンピューターをやる。
孫さんが練りに練った殺し文句が藤田さんに通じた結果、相手が動かざるを得なかったのですね。
人生において、ここぞという時の一言は大げさではなく人生を激変させるくらいの影響力あるんですそれは、面接の時かもしれません。上司や部下、お客様、いや意外と身近な家族かもしれません。
練りに練った愛のある言葉、気合入れて言ってみてください。
あなたは今すぐ本気の一言で人生を激変させることができるんです。
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