暗算トレーニング方法と3つのコツ
暗算は、日常の中でも、仕事の場面でも多く活用することができます。一生役立つスキルの一つです。
日常の中では、暗算ができるようになるだけで、ちょっとすごいと思われます。みんなで食事に行った時の会計のときだけではありません、友人との買い物。パッと割り勘の金額を出すだけで一気に「カッコいい!」となることでしょう。
仕事でのビジネス交渉の場面で暗算を活用し「数字に強い人」と思われれば、信頼できるビジネスパートナーへと一歩近づくことでしょう。
暗算ができるようになると、効能はそれだけではありません。感度分析や経営シミュレーション、売上・利益の推定などを頭の中だけで処理できるようになるのです。
そんな暗算能力を高めるためのトレーニング方法とコツについて今回はまとめました。
暗算のトレーニング方法と3つのコツ
1.基本計算の練習をすること
まずは、暗算をトレーニングするためには、大前提があります。基本的な一桁同士の足し算、一桁同士の引き算、九九、一桁の割り算程度はできるようにしておく必要があります。これは、最低限のレベルになります。この基本計算を覚えている&できなければその先の応用はありません。
簡単な計算練習問題を買って頂いて実践していただいたり、百ます計算などやっていただくことも一つかと思います。
2.頭の中に数字を置く訓練をする
1ができることを前提ですが、次に「頭の中に数字を置く訓練」が必要です。頭の中に数字が置けなければ、計算はできません。この頭に数字を置くトレーニングは、“なるべく頭の中で計算しようとする”ことから身に着けられます。
具体的に、例えば、割り算について。25÷7=3・・・4。となりますが、この余りを算出するためには、25-21を頭の中だけで計算する必要があります。この余りをどこにもメモを書かずに計算をするのです。割り算は頭の中に数字を置く訓練の最も基本的なもののひとつです。ぜひこの余りのある割り算をやってみてください。試しに3問用意しました。計算してみてください。
(1)35÷6=
(2)61÷7=
(3)59÷8=
他の具体的なトレーニング方法については、ここでは書ききれないので、また別の機会にしたいと思いますが、まずは、頭に数字を置いて、それを前提に計算してみることをいろいろと試してみることをオススメします。
3.日常の場面から計算してみること
例えば、いつもより家を5分遅れで出発し、遅刻しそうな場面。どこを具体的にタイムを短くすれば間に合うのかを論理的に導きだしてみてください。最寄り駅までの道のりでしょうか。それとも、乗り換えの時間でしょうか。いや、会社最寄りの駅からの時間でしょうか。ちょっとした通勤の場面。バスの時間。歩いていくか、バスで向かうか。そんないつもの風景から計算する必要性は出てきます。
買い物でもそうです。店員さんにお金を渡したとき、店員さんがお釣りの金額を口で発する前に、お釣りの暗算をしてみてください。コンビニやスーパーで1日1回は計算の場面があるはず。ぜひ試してみてください。
他にも、チラシを見て、割引額を計算する。スーパーでのまとめ買いの金額を計算するなど、日常の計算場面はたくさんあります。
他、仕事の中で計算をする場面がある方は、いつも電卓でやっているところ、もしくはExcelなどで計算する場面で、暗算で検算だけは入れるのはいかがでしょうか。もちろん、千のくらい、万の位の計算など複数桁の計算まで同時に行うのは現実的ではありません。だからこそ、頭1桁だけとか、下一桁だけとか、無理に計算しない範囲から始めてみてください。
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