一問一答 絶対合格!!第35回 社会福祉士国家試験「社会理論と社会システム」編 ➀

社会福祉士

 現代社会と理解

社会システム

問1. 矢を3本まとめると1本のときより折れにくくなるが、そのような相互作用に着目し、個々の特性の組み合わせから論理的に導き出される新たな効果を「創発特性」という。

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✖  創発特性とは、個々の要素が集まって全体が形成されたときに生まれる、個々の要素ないし新しい特性のことである。

 

問2.近代社会では、社会移動が常態化したので、ブルジョワジーとプロレタリアートという2つの階級が解消され、階級間の平等が実現した。

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✖  社会移動とは、階層の間の移動のこと。

 

問3.社会指標とは、客観的な要因を数量化したものにとどまらない、主観的評価を反映するものである。

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〇 設問とおり。

 

問4.エンゲル係数は、所得格差を示す指標である。

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✖ エンゲル係数は、消費支出に占める食料費の割合を示している。

 

問5.ジニ係数は所得格差を示す指標である。

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〇  ジニ係数h所得ような計量可能な変数sの偏りを表し、所得分配の格差や不平等を数値化して表す。

 

問6.ジニ係数は、値が大きいほど格差が大きいことを表す。

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〇 所得分配の不平等がない状態を0とし、不平等が拡大すれば1の値に近づく係数。

 

問7.ジニ係数は0から1までの値をとる。

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〇 設問のとおり。

 

問8.ジニ係数は所得増減量を基に算出される。

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✖ 世帯の所得が低い順に並べて所得額の累積比率を縦軸にとり、世帯数の累積比率を横軸をとり、世帯間の所得分布をグラフ化すると弓形のローレンツ曲線が現れる。この曲線は全世帯の所得が完全に同じであれば原点を通る傾斜45度の直線を描く。ジニ係数はこの直線を長辺とする直角三角形の面積に対するローレンツ曲線によって形作られる弓形の面積が占める比率である。

 

問9.ジニ係数は、所得分布全体に占める低所得の比率を示す。

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✖  所得分布全体に占める低所得層の比率を示すのは、相対的貧困率。

 

問10.幸福度指数は、社会福祉水準を測定する社会指標となる。

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〇 設問のとおり。

 

問11.貧困線は、所得格差を示す指標である。

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✖ 貧困線とは、最低生活をぎりぎり維持することができるライン。

法と社会システム

問12.ウェーバーの合法的支配とは、伝統や慣習により正当化される支配である。

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✖ 「伝統や慣習により正当化される支配」とは、ウェーバーによる支配の類型のうち伝統的支配の説明。

 

問13.ウェーバーの合法的支配とは、正当な手続により制定された法に従うことで成立する支配である。

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〇 設問のとおり

 

問14.ウェーバーの合法的支配とは、支配者のリーダーシップや資質や魅力によって正当化される支配である。

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✖ 支配者のリーダーシップや資質、魅力によって正当化される支配は、カリスマ的支配の説明。

 

問15.ウェーバーの合法的支配とは、絶対的な権力者が定めた法に基づいて行われる支配である。

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✖  絶対的な権力者が定めた法ではなく正当な手続により制定された法に基づいて行われる支配。

 

問16.ウェーバーのカリスマ的支配とは、少数の卓越した能力を持つ者たちによって行われる支配である。

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〇 卓越した能力という点に着目すれば、カリスマ的支配の一種。

 

問17.ウェーバーの官僚制による支配とは、権力者の判断や決定による支配体制である。

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✖  法秩序に対する被支配者の没主観的な服従によって支えられている。

 

問18.ウェーバーによれば、カリスマ的支配とは、非日常的な資質の持ち主によって成立する支配体制である。

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〇 設問のとおり。

 

問19.ウェーバーによれば、家父長制的支配とは、家長である男性が強力な家長権によって他の家族メンバーを統率する支配体制である。

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〇 伝統的支配の典型とされる。

 

問20.ウェーバーによれば、伝統的支配とは、過去に制定された法に基づく支配体制である。

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✖ 伝統的支配は長老制や家父長制、スルタン制などに分けられる。

 

問21.応答的法とは、法が政治から分離され、社会のメンバーすべてが等しく従うべき普遍的なルールとして形式化され、体系化されたものをいう。

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✖ 応答的法モデルにおいては、法が政治から分離されておらず、両者の目的は統合されており、普遍性を維持しつつも社会要請に応えるために、より柔軟で可塑的な運用がなされる。

 

問22.裁判員制度は、一般市民側から要求に基づいて導入された。

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✖  裁判員制度は市民側からではなく、法曹専門家の側からの要求。

 

問23.裁判員制度の導入により、刑期が重い方向にシフトしている。

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〇 設問のとおり。

 

問24.裁判員を経験した人へのアンケート調査の結果では、あまり良い経験でなかったと感じている人が多い。

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✖ 過半数が良い経験をしたと回答。

 

問25.裁判員制度は司法に対する国民の理解の増進とその信頼の向上に資することを趣旨としている。

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〇 設問とおり。

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問26.裁判員制度は、近代の自律的法としての普遍性を高めることを目的としている。

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✖ 裁判員制度は、近代の自律的法としての普遍性をたかめることを目的とするのではなく、応答的法として法と社会が密接にかかわることを目的としている。

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経済と社会システム

問27.近代社会の社会的公正には、機械の平等を前提に貢献度に応じて分配する応能原理という考え方がある。。

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〇 設問とおり。

 

問28.2012年以降の日本労働市場では完全失業率は5%台で推移している。

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✖ 2012年、4.5、2013年6月に3.9、2017年2月以降2%台で推移している。

 

問29.「平成30年労働力調査」によると、過去5年間、若年層の完全失業率は、上昇傾向にある。

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✖ 若年層(15歳~34歳)の完全失業率は減少傾向にある。

問30.「平成30年労働力調査」によると、過去5年間、「若年無業者」の人口に対する割合は、5%台で推移している。

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✖ 2018年は、2.1%と2%台で推移している。

 

問31.「平成30年労働力調査」によると、過去5年間、自発的な離職者数は、減少している。

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〇 2014年91万人→2018年71万人と年々減少している。

 

問32.「平成30年労働力調査」によると、過去5年間、女性の完全失業率は、男性の完全失業率よりも一貫して高い。

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✖ 女性の完全失業率は、男性の完全失業率よりも一貫して低い。

 

問33.「平成30年労働力調査」によると、過去5年間、男女共に完全失業率は、低下している。

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〇 完全失業率は男女ともに低下している。

 

問34.2012年以降の日本の労働市場では、有効求人倍率でみた労働の需要と供給は、均衡的に推移している。

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✖ 有効求人倍率でみた労働の需給関係が均衡的に推移しているとはいえない。

 

問35.2012年以降の日本の労働市場では、男女とも非正規雇用労働者数が増加している。

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〇 2012年時点での非正規雇用労働者数は、男性が566万人、女性が1247万人であるが、毎年増加し、2019年には男性が691万人、女性が1475万人となっている。

 

問36.2020年4月から日本の労働市場では、同一労働同一賃金の原則が適用された。

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〇 同一労働同一賃金の原則が、2020年から適用された。

 

問37.2012年以降の日本の労働市場では、男女間の賃金格差は減少傾向にある。

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〇 設問のとおり。

 

問38.「平成27年国勢調査」によれば、産業別15歳以上就業者では、「農業、林業」が5%を超えている。

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✖ 産業別15歳以上就業者では、「農業、林業」は3.5%であり、5%を超えてはいない。

 

問39.「平成27年国勢調査」によれば、産業別15歳以上就業者では、産業別15歳以上就業者では、「医療、福祉」が10%を超えている。

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〇 産業別15歳以上就業者では「医療、福祉」が11.9%と10%を超えている。

 

問40.「平成27年国勢調査」によれば、産業別15歳以上就業者では、男性就業者のうち、「事務従事者」が25%を超えている。

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✖ 産業別15歳以上就業者では、男性就業者のうち、「事務従事者」が13.5%。

 

問41.「平成27年国勢調査」によれば、職業別15歳以上就業者では、女性就業者のうち、「正規の職員・従業員」は30%を超えている。

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〇 設問とおり。女性就業者のうち、「正規の職員・従業員」は39.1%。

 

問42.「平成27年国勢調査」によれば、職業別15歳以上就業者では、外国人就業者のうち、「生産工程従事者」が、男女とも70%を超えている。

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✖ 外国人就業者のうち、「生産工程従事者」の割合は、29.0%、女性32.5%であり、70%を超えていない。

社会変動、人口

問43.近代社会の特質の一つである業績主義とは、出自や性別などの属性ではなく個人の教育達成や職業選択によって、流動的に社会移動することができることである。

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〇 設問とおり。業績主義は、近代社会において優勢な社会的地位の配分原理とそれに伴って発生する社会移動様式を示す概念。

 

問44.人口転換とは、「多産多死」から「少産多死」を経て「少産少死」への人口動態の転換を指す。

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✖ 人口転換とは、近代化が進展する国や地域において人口の自然増加構造が多産多死から多産少死を経て少産少死、つまり高出生率・高死亡率から低出生率・低死亡率へと大きく転換することを指す。

 

問45.世界人口は、国連の予測では、2020年以降減少すると推計されている。

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✖ 世界人口は、2019年時点約77億人→2050年約97億人まで増加すると推計されている。

 

問46.第二次世界大戦後の世界人口の増加は、主に発展途上国の人口増加によるものである。

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〇 設問とおり。

 

問47.日本の人口は、高度経済成長期以降、減少が続いている。

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✖ 2010年から人口減少が始まっている。高度経済成長期は、一般に1954年12月から1973年11月までと定義されている。

 

問48.人口ボーナスとは、人口の年齢構成が経済によってプラスに作用することをいう。

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〇 人口ボーナスとは、従属人口指数が低い人口構造にある国が経済成長するのに有利な状態にあることを意味する概念。

 

問49.少子化は、合計特殊出生率が人口置換水準を長期的に下回る状態をいう。

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〇 人口置換水準とは、現在の人口が将来においても増加も減少もしない状態になる合計特殊出生率を意味する。人口置換水準を下回る状態は、1974年から現在まで続いている。

 

問50.日本では、1966年には、乳児死亡率が10を下回った。

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✖ 1976年でこの年9.3となった。2017年は1.9となっている。

 

問51.日本では、全人口に占める65歳以上人口の割合は、2016年には20%を超えている。

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〇 全人口に占める65歳以上人口の割合を高齢化率といい、2018年は28.1%。なお、高齢化率が20%を超えたのは2005年である。(21%超=超高齢社会)

 

問51.日本では、全人口に占める65歳以上人口の割合が7%から14%に上昇するのに、40年以上を要している。

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✖ 日本の高齢化率は、1970年に7%を超え、24年後の1994年に14%を超えている。

 

問52.日本では、2018年の平均寿命は、男女とも85歳を上回っている。

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✖ 2018年の平均寿命は、男性81.25歳、女性87.32歳であり、男性は85歳を上回っていない。

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