「俺が悪いんですか?」受診対応をしたケアマネが、救急車を呼んだことで責められた日

生活・社会

今日は、久しぶりに本気で腹が立った。

そして、今でも思っている。

「俺が悪いんですか?」

ケアマネとして仕事をしていると、利用者さんの体調不良や受診対応に関わることがある。

今回も、最初はいつものような調整業務の一つだと思っていた。

しかし、結果的には、かなり納得できない出来事になった。

食欲不振と微熱が続いていた利用者さん

その方は、ショートステイを長期的に利用している方だった。

2週間ほど前から食欲不振があり、微熱も続いていた。

一度、近くのクリニックを受診したものの、原因ははっきりしなかった。

点滴を受けて帰宅。

その後、かかりつけ医を受診し、尿路感染の可能性もあるということで抗生剤が処方された。

しかし、薬を飲み切っても食欲不振は続いていた。

微熱も続いている。

本人には倦怠感もある。

そのため、再度受診することになった。

ショートステイ側からも、受診対応をしてほしいという話があった。

そこで、私は受診の調整を行うことになった。

しかし、本人は車椅子に乗れない

問題は、本人が車椅子に乗れない状態だったことだ。

通常の車で受診することは難しい。

介護タクシーを利用し、ストレッチャーで受診する必要がある。

家族にも連絡を取った。

しかし、息子さんは遠方に出かけている。

ご主人も両足を痛めているという。

一週間前には長男さんが受診に連れて行ってくれた。

しかし、毎回、家族に同じ負担をお願いできるわけではない。

そこで、介護タクシーを利用して受診することになった。

私は、受診につなげるために動いた。

受診が終わった。しかし、戻る場所がない

そして、受診が終わった。

当然、ショートステイに戻るものだと思っていた。

ところが、

「この状態では、ショートステイでの受け入れは難しい」

という話になった。

私は思った。

「え? では、どうするんですか?」

本人は車椅子に乗れない。

家族はすぐには対応できない。

自宅に戻ることも難しい。

受診は必要だと言われた。

だから、受診させた。

しかし、受診後に戻る場所がない。

この状況で、いったいどうすればいいのか。

救急車を呼ぶしかないのでは?

私は、救急車を呼んでよいか確認した。

「いいですよ」と言われた。

そこで、

「誰が呼びますか?」

と確認すると、

「私が呼びます」

ということになった。

私は救急車を要請した。

結果として、本人は救急搬送された。

私の中では、今回の流れは非常にシンプルだった。

  • 食欲不振と微熱が続いている
  • 受診が必要
  • 本人は車椅子に乗れない
  • ストレッチャーで受診
  • 受診後、ショートステイでの受け入れが難しい
  • 家族もすぐに対応できない
  • そのため、救急搬送を依頼した

ただ、それだけのことだった。

ところが、その後、ショートステイの相談員から、

「様子も見に来ていないのに、よく救急車を呼べましたね」

というようなことを言われた。

正直、意味がわからなかった。

「なぜ私が現地に行かなければならないのか」

もちろん、本人の様子を直接確認することが大切な場面はある。

それはわかっている。

しかし、今回の問題は、私が本人を直接見たかどうかだけではないと思う。

私は、ショートステイから電話で状況を聞いていた。

一週間前の様子も聞いた。

現在の様子も聞いた。

受診が必要だということも聞いた。

そして、本人が車椅子に乗れないことも聞いた。

だからこそ、ストレッチャーでの受診を調整した。

では、私が現地に行って本人を直接見れば、何が変わったのだろうか。

本人が車椅子に乗れない。

ストレッチャーで受診する。

受診後、ショートステイへの受け入れが難しい。

家族もすぐには対応できない。

この状況自体は、私が現地に行っても変わらない。

それなのに、

「様子を見に来ていないのに、なぜ救急車を呼んだのか」

というように言われる。

私は思った。

「では、どうすればよかったんですか?」

受診させろと言われたから、受診につなげた

今回、私が一番納得できなかったのは、救急車を呼んだことそのものではない。

受診が必要だと言われた。

だから、受診につなげた。

本人が車椅子に乗れないから、ストレッチャーを使った。

受診後に戻ることが難しいと言われた。

家族もすぐに対応できない。

だから、救急搬送をお願いした。

それなのに、結果だけを見ると、

「なぜ救急車を呼んだのか」

と、まるで私が勝手に判断したように言われる。

では、他にどうすればよかったのだろう。

受診させずに様子を見ればよかったのか。

家族に、もう一度遠方から来てもらえばよかったのか。

両足を痛めているご主人に、対応をお願いすればよかったのか。

それとも、私がショートステイに行って、本人を直接確認してから判断すればよかったのか。

しかし、私は医師ではない。

そして、私はショートステイの職員でもない。

私はケアマネとして、関係者から情報を集め、必要な支援につなげる立場だ。

今回も、その役割の中で動いたつもりだった。

ケアマネは「動いても責められ、動かなくても責められる」

介護の現場では、誰かが判断して動かなければならない場面がある。

しかし、動いた結果、何か問題が起きると、

「なぜそんなことをしたのか」

と責められることがある。

一方で、動かなければ、

「なぜ何もしなかったのか」

と言われる。

では、いったいどうすればいいのか。

今回の件については、受診前に、

「本人は車椅子に乗れないため、ストレッチャーでの受診になります。受診後、ショートステイで受け入れ可能ですか?」

と確認しておけば、今回の混乱は防げた可能性がある。

そこは、今後の自分自身の課題として考えたい。

しかし、それでも思う。

受診が必要だと言われた。

だから、受診につなげた。

本人が車椅子に乗れない中で、ストレッチャーを手配した。

家族が対応できない状況も考えた。

そして、受診後に戻れない状況になった。

その中で、救急搬送をお願いした。

それなのに、まるで私が勝手に問題を起こしたかのように言われる。

やっぱり、納得できない。

「俺が悪いんですか?」

ケアマネとして、今回の自分の対応にまったく改善点がなかったとは思っていない。

受診前に、受診後の受け入れについて、もっと明確に確認しておけばよかった。

それは今後に生かしたい。

ただ、今回のことを振り返っても、私は何も考えずに救急車を呼んだわけではない。

受診が必要だった。

本人は車椅子に乗れなかった。

家族もすぐには対応できなかった。

受診後、ショートステイへの戻りも難しかった。

その状況で、救急搬送をお願いした。

私は、その時点でできることをしたつもりだ。

だから、今でも思っている。

「俺が悪いんですか?」

ケアマネは、利用者さんを支援するために動く。

しかし、支援に関わる人たちの認識や役割分担が曖昧なままだと、最後に誰か一人が責任を背負うことになる。

今回、その役割を私が背負うことになった。

だから、腹が立った。

本当に腹が立った。

でも、怒りが落ち着いた今、ひとつだけ確実に言えることがある。

次からは、受診を調整するときには「受診後、どこに戻るのか」まで確認しよう。

それが今回、私が学んだことだ。

ただし――

それでもやっぱり、今日は言いたい。

「俺が悪いんですか?」

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