はじめに・・・
ここは、カタカナの人名が並び、1問出るか出ないかの所だが、最後の合格点に届く1点にもなりえる。なぜなら、難易度が高く他の人が間違えている可能性が高いし、わかれば確実に点が取れるところだからだ。
前のブログでも話した通り、結局は、受験者数の30%以内に入れるかどうかの国家試験なので、相対的に頭一つ出るためには、こういった細かい所の理解が必要になってくる。早速始めていこう。
はじまりはリッチモンド
※ケースワークの母、リッチモンド 著書『ソーシャルケースワークとは何か』
1910年代、ケースワーク理論を体型化した正に母だ。ここから色々な子供たち(考え方)が文字通り生まれるのである。
それに対してグループワークを体系化したのが、コノプカ、トレッカー、コイル等が挙げられる。
リッチモンドからまず2つの学派に派生(治療モデル)
①フロイトの精神分析理論が基盤の診断主義アプローチ 人名:トールとハミルトン
1920年代 キーワード:治療モデル
↑(批判)
➁ランクの意志心理学が基盤の機能的アプローチ 人名:タフトとロビンソン
1930年代 キーワード:機関の機能に着目
①と②を統合を試みたのが ③問題解決アプローチ 人名:パールマン
1950年代 キーワード:折衷アプローチ、部分化
ジャーメインの生活モデル時代
①の後継者→ ④心理社会的アプローチ 人名:ホリス
1960年代 キーワード:状況の中の人間
➁の後継者→⑤エンパワメントアプローチ 人名:ソロモン
1970年代 キーワード:抑圧状況の認識し改善、潜在能力への気づき
1960年代~1980年代 派生組
➅危機介入アプローチ 人名:キャプランとリンデマン
キーワード:短期処遇
⑦課題中心アプローチ いいとこ取り③④⑧の影響を受ける。
人名:リードとエプスタイン
キーワード:短期処遇、折衷アプローチ、今・ここでの重視
⑧行動変容アプローチ 人名:スキナー、バンニューラ
キーワード:社会生活技能訓練(SST)、学習理論
⑨ナラティブアプローチ 人名:ホワイト
キーワード:例外探し、語り、ストーリー、対話、社会構成主義
⑩解決志向アプローチ 人名:バーグとシェザー
キーワード:ブリーフセラピー(短期療法)、ストレングス
⑪フェミニストアプローチ
キーワード:女性、男女、差別
1960年代~
人名:ジャーメイン キーワード:生活モデル
人名:ラップ、ゴスチャ キーワード:ストレングスモデル
最後に・・・
歴史や流れで覚えていくことで、少しづつ分かってくると思います。5択の問題なので、人名、キーワード、アプローチの名前だけで、〇×が判定できます。確実にやれば点数が取れる所なので押さえておきましょう。
問題の出し方の法則としては、×の所に他のアプローチの説明が書いてあることが多いので、反対に×が一つ分かれば、反対側のアプローチの内容が分からなくても×であるという事です。
完璧に覚えようとせずに概要だけつかんでおきましょう。
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