人の心理学の理解
記憶
問1. 「3-2-5-4-1」という5個の数字を開き、「3-2-5-4-1」と反復する。これはエピソード記憶の例である。
解答を表示する
✖ 聴覚性短期記憶を確かめる方法。
問2.作動記憶とは、覚えた数個の数学を逆算するときに用いられる記憶である。
解答を表示する
〇 作業記憶(ワーキングメモリー)は、短期的に覚えることで数十秒しか保持されない記憶。
問3.作動記憶の機能は、加齢による影響が顕著にみられる。
解答を表示する
〇 作動記憶は、加齢による影響を顕著にみられる。
問4.「12×21」という数字の掛け算を暗算で行う。これはワーキングメモリーの例である
解答を表示する
〇 暗算はワーキングメモリーを駆使する。
問5.愛知県の県庁所在地は、名古屋市である。これはエピソード記憶の例である。
解答を表示する
✖ 設問は意味記憶、知識のこと。
問6.意味記憶とは、「日本の都道府県の数は47である」というような一般的知識に関する記憶である。
解答を表示する
〇 設問通り。
問7.意味記憶の機能は、加齢による影響が顕著にみられる。
解答を表示する
✖ 意味記憶の機能は、加齢による影響がほとんどみられない。
問8.感覚記憶とは、自転車に乗ったり楽器を演奏したりするときの技能に関する記憶である。
解答を表示する
✖ 設問は手続き記憶。感覚記憶は、視覚、嗅覚等の刺激が数秒程度しか保持されない記憶。
問9.幼少期に習得したピアノの曲を、大人になっても弾くことができる。これはエピソード記憶の例である。
解答を表示する
✖ 設問は手続き記憶。いわゆる技能の習得。
問10.昨晩、近くのファーストフード店でハンバーグカレーをたべた。これはエピソード記憶の例である。
解答を表示する
〇 エピソード記憶は、自分の身に起きた出来事を覚えていること。
問11.エピソード記憶とは、「明日の3時に友人と会う」というような将来の予定や約束に関する記憶である。
解答を表示する
✖ 設問は、展望的記憶の説明である。
問12.エピソード記憶の機能は、加齢による影響がほとんどみられない。
解答を表示する
✖ エピソード記憶の機能は、加齢による影響がみられる。
問13.展望的記憶とは、「いつ、どこで、何をしたか」というような、個人の経験に関する記憶である。
解答を表示する
✖ 「いつ、どこで、何をしたか」というような、個人の経験に関する記憶はエピソード記憶。
一問一答 絶対合格!!第36回 社会福祉士国家試験「心理学理論と心理的支援」編➁ 【過去問】
知能
問14.拡散的思考とは、問題解決の際に、一つの解答を探索しようとする思考方法である。
解答を表示する
✖ 設問は収束的思考の説明である。
問15.成人用知能検査であるWAISは、フランスのビネーによって開発された。
解答を表示する
✖ WAISは「成人用ウェクスラー式知能検査」、ウェクスラーが作った知能検査。
問16.WAISでは、抑うつの程度を測定する。
解答を表示する
✖ ウェクスラーの個別知能検査。
問17.知能指数(IQ)は、知能検査から得られる生活年齢と暦年齢の比によって計算される。
解答を表示する
✖ 精神年齢と暦年齢の比に100かけて計算される。
問18.結晶性知能とは、過去の学習や経験を適用して得られた判断力や習慣のことである。
解答を表示する
〇 対になる流動性知能は、柔軟さや臨機応変さなどの能力が含まれる。
問19.結晶性知能は、加齢による影響があまりみられない。
解答を表示する
〇 経験から蓄積されたもの。
問20.流動性知能は、加齢による影響があまりみられない。。
解答を表示する
✖ 臨機応変に状況に適応する時に発揮される知能。
人格・性格
問21.特性論では、体格や価値に基づく生活様式などの違いでカテゴリー化し、特性をとらえる。
解答を表示する
✖ 設問は類型論に関する記述。類型論は体格と気質、価値観に基づいた生活様式とパーソナリティとの関係を見出した理論。
問22.クレッチマーは、特性論に基づき、体格と気質の関係を示した。
解答を表示する
✖ クレッチマーが提唱したのは類型論である。
問23.オールポートは、パーソナリティの特性を生物学的特性と個人的特性の二つに分けた。
解答を表示する
✖ オールポートは、パーソナリティの特性を共通特性と個人的特性の二つに分けた。
問24.キャッテルは、パーソナリティを因子分析により説明した。
解答を表示する
〇 キャッテルは観察が可能な表面的特性と観察が不可能な根源的特性からパーソナリティを明らかにしようとし、支配性や繊細さなど16因子を定めた。
問25.5因子モデル(ビッグファイブ)では、外向性、内向性、神経症傾向、開放性、協調性の5つの特性が示されている。
解答を表示する
✖ 5因子モデル(ビッグファイブ)では、外向性、神経症傾向、開放性、協調性、誠実性の5つの特性が示されている。
。
問26.集団擬集性とは、各個人が、自分が属している集団に魅力を感じていることである。
解答を表示する
〇 集団擬集性はとどまりたいと思えるような魅力のこと。
問27.ピグマリオン効果とは、集団において多数派の意見や期待に合わせて、個人の意見や行動が変化することをいう。。
解答を表示する
✖ 設問は同調の説明。
問28.内集団バイアスとは、各個人が自分が属する集団の大多数と、自分の意見が違う場合に、自分の意見を変えて多数の意見に従うことである。
解答を表示する
✖ 設問は同調ないし、同調行動の説明。
問29.内集団バイアスとは、各個人が、自分が属する集団の成員のことを、それ以外の集団の成員よりも好意的に評価することである。
解答を表示する
〇 内集団バイアス(内集団ひいき)。
問30.内集団バイアスとは、各個人の意見が、集団内で発せられる極端な意見に影響されて、極端な方向に動いてしまうことである。
解答を表示する
✖ 設問は集団極性化についての説明。1つは安全で無難な方向のコーシャス・シフト、もう1つは危険な方向のリスキー・シフトである。
問31.内集団バイアスとは、各個人が自分が属している集団の成員が共有する、規範や思考様式をもつことである。
解答を表示する
✖ 設問は集団規範についての説明。
問32.社会的ジレンマとは、集団的討論を行うことによって、より安全志向な結論が得られやすくなることをいう。
解答を表示する
✖ 設問はコーシャス・シフトの説明。危険志向を増大させる概念をリスキー・シフトという。
問33.コーシャス・シフトとは、集団のメンバーの多くが個人的利益を追求した行動をとることで、集団全体にとって不利益な結果になることをいう。
解答を表示する
✖ 設問は社会的ジレンマの説明である。
問34.傍観者効果とは、緊急的な援助を必要とする場面であっても、周囲に多くの人がいることによって、援助行動が抑制されることをいう。
解答を表示する
〇 傍観者効果とは、皆が「自分以外の誰かが助けるだろう」と考え、援助行動をとらないこと。
適応
問35.飛行機事故の確率を調べたら低かったので安心した。これを知性化という。
解答を表示する
〇 知性化とは、知識により、心理的な平穏を取り戻すこと。
問36.合理化とは、自分がとった葛藤を伴う言動について、一見もっともらしい理由づけをすることをいう。
解答を表示する
〇 自分の態度や行動、感情に対して認めがたい何らかの理由があるのを隠して、社旗的に望ましい理由を当てはめて正当化することである。
問37.退行とは、現在の発達段階より下の発達段階に逆戻りして未熟な言動を行うことをいう。
解答を表示する
〇 一般的に「赤ちゃん返り」「子ども返り」と呼ばれる現象。
問38.反動形成とは、社会から承認されそうもない欲求を、社会から承認されるものに置き換えて充足させることをいう。。
解答を表示する
✖ 設問は昇華に関する記述。
問39.退行とは、苦痛な感情や社会から承認されそうもない欲求を、意識の中から閉め出す無意識的な心理作用のことをいう。
解答を表示する
✖ 設問は抑圧に関する記述。
問40.失敗した体験は苦痛なので意識から締め出した。これを昇華という。
解答を表示する
✖ 設問は、抑圧の例である。
問41.狭い箱に入れられた猫は脱出しようとして色々試みたが、紐を引っ張ると出口が開くことを覚えた後は、箱に入れられるとすぐに紐を引っ張った。これは洞察学習である。。
解答を表示する
✖ 設問は試行錯誤に関する記述である。
問42.昇華とは、ある対象に対して持っていた本来の欲求や本心とは反対の言動をとることをいう。
解答を表示する
✖ 設問は反動形成に関する記述。
問43.苦手な人に対していつもより過剰に優しくした。これを投影という。
解答を表示する
✖ 反動形成の例である。
問44.父に叱られ腹が立ったので弟に八つ当たりした。これを置き換えという。
解答を表示する
〇 置き換えとは、いわゆる「人への八つ当たり」のこと。
問45.攻撃衝動を解消するためにボクシングを始めた。これを補償という。
解答を表示する
✖ 設問は昇華の例である。
コメント