今は生態系と言われていますが、
現在生物学での考え方は、生き物は全部繋がっているというものになっています。
仏教的な考えに似てますね。初めから繋がっている。
私たちのお腹の中には、100兆の細菌がいる。100兆の細菌を抱えながら生きていて、除菌している。
矛盾してますね。
私たちはそういう生き物と一緒に生きているんです。
それで、どこまでが自分かなんてわからない。だって自然の一部で、全部は繋がっているだから。
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ミトコンドリアがエネルギーを作り、下の鞭毛が動いている。
ミトコンドリアも、鞭毛も自前の遺伝子を持っていて、元々は別の生き物が細胞に住みついたものなんです。
つまり、人の遺伝子は三位一体なんです。
鞭毛の遺伝子に似ているものは発疹チフスの病原体です。
初めから生物は繋がっているんです。
全然人間はそれと関係なしに独立してできていると思っていませんか?
人のゲノム(DNA)を解析できるようになりました。従来習ってきたもの構造遺伝子(たんぱく質+アミノ酸)はたったの1.5%しかなかったんです。
残りの30.40%はわかってきています。それは何か?ウイルスです。
人間今まで5億年、どれくらい病気にかかったかということです。私たちはそういうものと完全に共存して生きています。
仏教的な整理の仕方ですね。
キリスト教が何ていうかというと、人が生まれる時、規制と自由意思が良心が人間の特徴で、そういう心を神様が生まれるまでのどこかで私たちに入れる、だから人は不滅であるという考え方です。
ノーベル賞をもらった学者でもそういう風に言っている。
しかし、こういうことを考えると生き物と人は分けられないですよ。
やはり人の命って自分のものかという疑問をもう一遍持たないといけない。
人のものではないですが、『自分だけ』のものだと思っていいかという事です。
ウイーンの有名な精神科医が一言残しています。
『人生の意義、意味は自分の中にはない』
年を重ねて人が死ぬことは、若い人にとっては非常に大事なことであるとは思います。
しかし、『自分が死んだらおしまいだろ』と思うけれども、必ず困る人がいるわけです。自分の死は他人にしか関係ないんです。
最近の子供たちは、私たちの死って私のって、暗黙のうちに思っていませんか?
だから自分に合った仕事とかわけのわからい話になる。仕事は自分のためにあると思っているんですから。
仕事なんて他人のためにあるに決まっている。じゃなきゃ、お金はくれません。
自分が好きでも世の中の役に立つとは限らないものです。だから、仕事なんて嫌なこと一生懸命やらなきゃダメなんです。
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