合格点
合格点が93点、過去に2番目に高い点数となりました。合格率が29.3%
合格基準点を93点以上のもの(総得点の60%程度を基準とし、問題の難易度で補正した)とのこと。
これは、予想はしていたものの少し驚きました。
難易度としては、例年に比べて遜色のないものだと感じていたからです。
どうして、ここまで今年は点数が上がってしまったのかを解説していきたいと思います。
考察
今回は5年前に比べて受験者数が1万人近く減っています。
たぶんコロナの影響もあるでしょう。
コロナ禍の中で、今回は受験した生徒のレベルが例年に比べると高かったと予想されます。
なぜなら、自粛期間が長かったために、勉強に集中することが出来るからです。
ニュートンも万有引力の発見など、ペストがはやり、ロックダウン期間中にほとんどの功績を残しました。集中できる環境にあったんですね。
コロナ禍であったために、試しに受験していた、ガチ勢じゃない人達が今回はごそっと受験生からいなくなりました。記念で受ける気はしない風潮でしたから。
つまり、難易度としては例年並みもしくは高かったが、合格点が相対的に上がってしまったのです。
来年に向けて
来年からは、受験生の中から30%に入るためのゲーム(試験)と割り切った方がよさそうです。
それでも、社会福祉士国家試験のブランドを守ることも、社会福祉士の価値を高める事につながるので、中々合格率を上げにくいのでしょう。
今までもそうやって運営されてきて、合格点が99点や72点の時があったわけですから。
今年惜しくも手が届かなかった人も、受験数の30%に入るようにテスト対策をしたほうがいいかも知れませんね。
自分との戦いだけでなく、やはり社会福祉士試験は他人との競争の面を併せ持つ不思議な国家試験です。
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