ここは押さえよう 絶対合格!!第35回 社会福祉士国家試験「人体の構造と機能及び疾病」編①

社会福祉士

身体の成長・発達

①分娩、出産までを胎児期。 ➁歩き始めるまでが乳児期。 ③走ったり、遊んだり5~6歳は、幼児期。 ④小学生は、児童期にあたる。

流れ:胎児期→乳児期→幼児期→児童期

胎児期の成長

受精すると卵の表面構造が変化、ほかの精子はシャットアウトされる。

直後から発生と呼ばれる一連の分割・分化の過程を経て、胎児は成長、発育していく。

受精後3~4週で器官形成が始まる←器官は早くから形成される

8週目、四肢、顔、体の輪郭、呼吸器、消化器、循環器、消化器、泌尿器など、器官の形成、胎動(驚愕反射)がはじまる。

12週頃に外性器が発達、性別の判断ができる。

24周頃には、人としては、ほとんど完成している。

5ヵ月前後に体毛、眉毛や頭髪形成、母親が胎児の動きを感じる頃。母親の感情の起伏で心拍数が変化するなど、原始反射がみられるようになる。

10ヵ月の出生時点では体長50センチ、体重3000グラムへ発育する。



乳児期、幼児期

生後2.3か月後にはあやすと笑うようになる。

生後3~4か月首がすわり体重が2倍になる。「アーアー」などの意味のない発声が始まります。

座位保持は、支えがあっても生後5ヶ月以降に可能

生後6か月までに閉鎖するのは小泉門

10か月くらいから意味のある単語を言い始めます。

大泉門が閉鎖するのは1歳半前後

生後18か月までには、一人で歩くことができる。

2歳前後は、2語文を言い始めます。

2歳半から3歳までに、乳歯が生えそろうと合計20本。※永久歯が32本

身長が2倍になるのはおおよそ4歳前後

4.5歳から集団遊びの決まりごとが守れるようになってきます。

神経系(脳、脊髄、感覚器官)乳幼児期前後に急激に発達。脳の重量は4~6歳で90%こえる。

リンパ系組織の成長ピークは12歳前後。

一般系(身長、体重、呼吸器、循環器)は、4.5歳頃まで急激に発達し、12歳以降再度成長する。S字カーブ

生殖系は思春期以降に急激に発達。



疾病概要

生活習慣病

1.食生活・・・糖尿、肥満、脂質異常、高血圧、心臓病 

2.運動習慣・・・糖尿、肥満、脂質異常、高血圧 

3.喫煙・・・肺がん、心臓病、慢性気管支炎、肺気腫、歯周病 

4.飲酒・・・アルコール肝炎等未病

『病気に向かう状態』

悪性新生物

死因第1位 男性・・・肺、胃、大腸の順 女性・・・大腸、肺、胃の順

根治治療・・・化学療法、手術療法、放射線療法

身体、社会、精神、霊的な苦痛が絡み合う。
総合的なアプローチが必要。

脳血管疾患

死因第3位 この中でも、脳梗塞が一番多い。
脳動脈硬化から、脳血管内腔を閉じてしまう(脳血栓)
心臓内にできた血栓が脳血管へ運ばれて、閉じてしまう(脳塞栓)がある。

ラクナ梗塞・・・ラクナとは小さい穴という意味で予後も良い。

多発脳梗塞になると、運動障害、意欲低下、寝たきり、認知症となりやすい。

脳梗塞の後遺症

運動麻痺・・・単麻痺(上下肢の内1肢)、片麻痺(片側の上下肢)、対麻痺(両下肢)、四肢麻痺に分類される。
感情失禁・・・抑制系神経支配がなくなり、感情を司る脳神経が高位にたつためおこる。
失語・・・側頭葉ウェルニッケ野の損傷では、感覚性失語(聞く、読むの理解力の低下)、前頭葉の少し後側、運動性失語(聴覚的理解は残る)は、ブローカ野の損傷で起こる。

脳血管疾患の内20%は、脳出血

前駆症状なく、突然意識障害をもって発症する。
クモ膜下出血・・・症状は、激しい頭痛を訴えて、突然意識障害が出現。
慢性硬膜下血腫・・・高齢者に多発、頭部外傷後少なくとも2~3週間経過して出現

心疾患

心臓に送られる酸素量が少なく、生じる障害

虚血性心疾患
↓    ↓
狭心症   心筋梗塞

○狭心症・・・冠動脈が狭くなり、虚血に陥り、胸の不快感がある。

高齢になると気づかない(無症候性心筋虚血)
運動しても冠動脈が固くなって拡大しない(労作性狭心症)
冠動脈が収縮して生じる(安静狭心症)

治療・・・ニトログリセリンで無理矢理、冠動脈を広げる。抗凝固薬を用いることもある。

○心筋梗塞・・・冠動脈のどこか完全閉鎖、壊死に陥った状態
心不全

心臓のポンプ機能の障害

↓        ↓
左心不全     右心不全

治療・・・利尿剤

高血圧・・・生活習慣病のうちでも最も多い。

原因不明・・・9割が、本態性高血圧 原因疾患・・・二次性高血圧 食事療法では、塩分制限が重要。塩分の制限1日6グラム未満、適正体重維持も大切。 飲酒は、日本酒1日約1合、1日30分運動も効果的。
二次性高血圧の原因疾患は第1位腎性高血圧、第2位は内分泌性高血圧
血圧の正常値 上は140㎜hg~下は90㎜hg
合併症・・・脳血管、心臓、目、腎臓など



糖尿病

インスリンの分泌不足、作用不足で血液中に留まり高血糖状態になる疾患

糖尿病性腎症は、透析導入に至る原因疾患の第1位。

症状・・・口渇、多飲、多尿、体重減少など

三大合併症・・・糖尿病性網膜症、糖尿病性腎症、糖尿病性神経障害 

1型糖尿病・・・膵臓のランゲルハンス島β細胞が破壊されることによりインスリン分泌が著しく障害される。

2型糖尿病・・・肥満や運動不足、遺伝、環境が関係する。日本人の95%

甲状腺疾患

○甲状腺機能亢進症・・・全身の代謝亢進状態により、発汗過多、頻脈、不整脈、動悸等の症状がみられる。自己抗体が産生される、バセドウ病は、眼球突出と、甲状腺の腫大がみられる。

○甲状腺機能低下症・・・動作緩慢、便秘、浮腫、倦怠感、悪寒、眠気等の症状がでる。ゆっくりと進行、うつや認知症と間違えられることもある。原因となる疾患、橋本病(慢性甲状腺炎)が最も多い。

先天性甲状腺機能低下症(クレチン症)・・・生後5~7日にマススクリーニングが行われる。

○亜急性甲状腺炎・・・ウイルスにより引き起こされる。呼吸器疾患



肺炎 死因第4位 

呼吸器疾患

自覚症状・・・咳、痰、全身倦怠感。客観的には、発熱が多い。血液検査による白血球の増加、CRP値の上昇、X線にて、浸潤影がみられる。

高齢者の肺炎で注意が必要なのは誤嚥性肺炎がある。

○肺真菌症・・・カンジダ、アスペルギルス等の菌、日和見感染

○肺結核・・・免疫力と感染菌のバランスで発症、高齢者にとって忘れてはならない疾患。

○慢性呼吸不全・・・肺気腫、慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)があり、日頃から注意が必要である。

COPDは、介護保険法に特定疾病の一つ。肺気腫は、男性が多く、やせ型、無力型の男性に多い。

消化器疾患

ウイルス肝炎・・・A型肝炎 経口感染(生ガキなど) 慢性化はしない。
B型肝炎 血液感染 慢性化率2~7% 青年男子に多く、性感染症の一つ、母子感染もある。ワクチンが実用化されている。
C型肝炎 血液感染 慢性化率50~80% 輸血が大部分を占める ワクチンなし

アルコール性肝炎・・・治療は断酒のみ

○肝硬変・・・肝炎が慢性化し、硬くなり機能低下となる。肝がんにも繋がるので、禁酒、インターフェロン療法をおこなう。進行した場合は、腹水、浮腫に対する利尿剤で対症療法となる。

○膵炎はしばしば重症化し、その際の致死率は高い。

胆石症・・・無症状が多いが胆のう炎を併発すると胆のう摘出術を行う。

消化管疾患

便秘から腸閉塞になることもあり、注意が必要。

消化器がん・・・早期発見、早期治療が肝心
胃がん、大腸がんとも症状が出たときはすでに進行していることが多い点だ、

胃がんは、ヘリコバクター・ピロリ菌の感染が危険因子といわれている。

血管疾患

貧血・・・最も多い貧血、鉄欠乏性貧血、高齢になると色々と調べても原因がわからないものもある。
ヘモグロビン男性13g/dl以下、女性12g/dl以下

悪性リンパ腫・・・70歳代前半に発症ピークをもつ。リンパ節を中心に侵される悪性新生物。腫脹で発見されることがあり、高齢でなるため慎重に治療をすすめる必要がある。

白血病・・血液の悪性新生物

骨髄で血液を作る際に、血球細胞の形成を阻害。貧血状態(赤血球)、感染に弱く(白血球)、出血傾向(血小板)になる。

多発性骨髄腫・・・白血病に似ている。骨が脆弱になり、骨折、痛みが問題になる。免疫系の不具合。

膠原病 免疫異常の病状疾患の総称

関節リウマチ・・・全身の関節が慢性的に炎症を繰り返す自己免疫疾患。原因不明 
全身性エリテマトーデス・・・多臓器を傷害する原因不明の慢性疾患。圧倒的に女性が多い。20歳~40歳代。

腎疾患

急性腎不全・・・老廃物の蓄積、電解質バランス異常→慢性化し透析が必要になることも

可逆的=回復可能  不可逆的=慢性化している。

慢性腎不全は、糸球体腎炎、膠原病・糖尿病による続発性腎障害。



人体の構造と機能

ヘモグロビン・・・酸素の運搬に関わる。

アルブミン・・・血液の浸透圧の維持に関わる(カルシウム、脂肪酸、亜鉛など)

メモ:味覚障害は亜鉛の不足が原因、葉酸不足は貧血の原因となる。

グロブリン・・・感染の防御に関わる

〇平滑筋と骨格筋

平滑筋は自律神経によって支配された不随意筋であり(オート機能)、各臓器や血管に分布している。

骨格筋は、随意的に収縮できる。(自己コントロール)

気管は勘違いされやすいですが食道の前方に位置しています。

横隔膜が下がることで空気が入り肺が膨らみ、上がることで空気が出されます。

呼吸と深く関わっています。

国際生活機能分類(ICF)

世界保健機関(WHO)により採択され、国際的に用いられているもの

以前に比べると前向きな言葉に変化している。健康状態を測る指針として覚えておきたい概念である。

〇生活機能

心身機能・身体構造:心身機能は、「身体系の生理的機能」、身体構造は、「器官、肢体とその構成部分などの解剖学的部分」≠ 機能障害

活動:活動における、実行状況(している活動)と能力(できる活動)≠ 活動制限

参加:生活・人生場面への関わり ≠ 参加制約

〇背景因子

環境因子:物的な環境や社会的環境などを構成する因子→促進因子阻害因子

個人因子:個人の人生や生活の特別な背景

国際疾病分類:ICD 現在は第11版が公表されている。

まとめ・・・

人体の構造と機能及び疾病は、比較的にざっとやっておけば点数が取れるところあなので、広くざっと頭に入れておきましょう。

ここは、7問中4問は絶対とりたいですね。頑張ってください。


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