身長のばす方法はあるのか?大人になった時の身長は?【中学生、高校生】

お悩み

足が大きい人は身長が伸びるは本当か?

子どもの足のサイズが大きいと身長が伸びると言われますが、本当にそうなのでしょうか?

基本的に体の大きさと足のサイズは比例する傾向があります。

子どもが小さい頃は、足の大きさを見て「この子は身長が伸びる」とよく言われていたものですが、これには医学的根拠はなく、足が大きければ「必ず背が高くなる」ということでは無いようです。

しかし、足が小さいから背が低くなるのかというと必ずしもそうではありません。

骨は、体のバランスを取りながら成長していくので足が大きいことに対し「バランスよく身長が伸びていく傾向が強い」ということなのです。

足のサイズが小さいからといって、悲観的になる必要はありません。

子どもが成長する時期に、栄養面や運動など骨の為になる生活を心がけよう。

身長を伸ばす方法10選

高校生になってからでも身長が伸びる可能性は十分あります。サッカー元日本代表で有名な中村俊輔選手は高校になってから身長が伸びたといいます。

では、身長を伸ばすためにどうすれば?

最も大切なのが「食べること」。

まずは身長の伸ばすための材料を身体の中に入れて、適度に骨に負荷をかけてから、しっかり眠ることで成長ホルモンを分泌させること。

そのための10のポイント紹介します。

朝食をしっかりとる!

「身長を伸ばしたいなら、朝食をしっかりと食べること!

身体をつくる材料がなければ、身長を伸ばすことはできません。

成長期に朝食を抜くと、身長が伸びる機会はどんどん失われてしまいます。

朝起きたら、まず水を1杯飲んで、寝ている間に体内で使われていた消化液を流して、腸を動かします。

腸が動いたら脳は起きるので、その状態で朝食を食べて体温を上げると、体内時計がスタートして身体が活動を始めます。

身長を伸ばすためには、体温を上げやすいタンパク質を摂るといいのですが、牛乳やヨーグルトは消化しやすくて体温が上がりにくいので、朝食には卵や納豆がおすすめです」

良く噛んで食べる!

「食事の時は、ひと口につき、最低15回は噛むようにしてください。
食べ物をしっかり噛み砕かないと、骨をつくるための材料が身体に吸収されにくくなります。さらに良く噛むことで唾液や胃液の分泌が活発になり、食べ物をスムーズに消化&吸収できるようになります。その結果、食事で摂取した栄養素を、効率良く身体の成長に使うことができ、身長が伸びやすくなるんです」

カルシウムはタンパク質と一緒に摂る!

「骨の成長にはカルシウムさえ摂ればいいと思いがちですが、実はそうではありません。

カルシウムは骨の“密度”を上げる栄養素なので、骨の成長をうながして身長を伸ばすには、タンパク質と一緒に摂取することが重要なんです。

また、カルシウムとタンパク質の吸収をよくするためには、ビタミンCやD、K、B群といったビタミン、そしてマグネシウムなどの栄養素も一緒に摂ることがポイント。

納豆や魚の缶詰をおかずに追加したり、キウイやみかんといったフルーツを毎食のデザートに取り入れたりすると、さまざまな栄養素を効率良く摂ることができます。

すりゴマやチーズをトッピングとして加えるのも、手軽でオススメですね。

バナナやナッツ類、じゃがいもも、ビタミン群やマグネシウムを含んでいるので、身体の成長に効果的な食材といえます」

サプリメントを飲む!タイミングは食事の前後が〇

「日々の運動量や食事の環境によっては、『一度の食事では必要な栄養素が補えない』という場合もあります。

その場合は、たくさんの栄養素を含む『マルチビタミン』『マルチミネラル』などのサプリメントで補うようにしましょう。

通常の食事と合わせて飲むようにすると、食材から摂った栄養素と組み合わさって、より効率良く吸収できますよ」


お菓子&ホットスナックは注意して摂取する!

「清涼飲料水やお菓子、菓子パンに含まれている白砂糖は、ビタミンやミネラルといった成長に必要な栄養素を身体の中で消費してしまいます。

また、揚げてから時間が経った揚げ物は油が酸化しているため、細胞を傷つけ、成長のさまたげになってしまうことも。

甘い物や揚げ物は、みなさんも好きだと思いますが、どうしても食べたい時は『新しい油で揚げた、揚げたてのもの』や『黒砂糖やハチミツを使ったもの』を選ぶようにしてください」

立っている時間を増やす!

「骨は、縦方向の負荷を与えた後、しっかり睡眠をとって休ませることで成長します。
“縦方向の負荷”というと難しく聞こえますが、歩いたり、走ったり、ジャンプしたりすることでかかる自然な重力の負荷で十分。『電車の中では座らないようにする』『エスカレーターではなく階段を使う』などのルールを決めて、毎日の日課として取り入れられるといいですね。授業中に座っているとき、背筋を伸ばすようにするだけでも効果はあります。座っているときに一番気をつけてほしいのは、両方の足の裏をしっかりと床に付けること。足を組んで座ると姿勢が悪くなるので、勉強中や食事中など、足の裏を床に付けることを意識すると、背筋は伸びますよ。ストレッチやぶら下がることで身長が伸びると思っている人もいますが、これは筋肉が伸びるだけなので、骨の成長にはつながりません」

運動は縦方向に負荷をかけることを意識して!

「骨が成長する期間は限られているので、『まだ身長が伸びている』という人は、ハードすぎる筋トレは避けて、縦方向の負荷を増やすことを意識してみてください。

そうすることで、筋肉の成長に使っていたエネルギーを骨に使うことができます。

バーベルなどの器具を使ったウエイトトレーニングは、成長期の関節には強すぎる負荷がかかってしまい、骨の成長を止めてしまう可能性もあります。

身長の成長が止まるまでは、ハードな筋トレは避けたほうがいいでしょう」

質のよい睡眠をとる!

「人間の身体は寝ている間に最も成長ホルモンが分泌されるので、『寝る子は育つ』というのは間違いではないでしょう。

骨を伸ばして身体の形を変えるという大作業は、重力から開放されて、身体が活動していない睡眠中でなければ活発に行うことはできません。

つまり寝ている間しか骨は伸びないので、身長が伸びるチャンスが一番あるのは寝ているときです。

とはいえ、長時間眠ればいいというわけではなく、“質のよい睡眠”をとることが大切。

睡眠中に分泌される成長ホルモンの約70%は、眠り始めて2~3時間で出てしまうといわれているので、その時間に深い眠りに入ることがポイントです。

満腹状態で眠ったり、寝る前に脳を興奮させたりすると、質のよい睡眠をとることはできません」



食事は寝る3時間前までに済ませる!

「人間は、眠っている間に身体のメンテナンスをしたり、成長させたりしています。

ところが、寝る直前に何かを食べてしまうと、体内のエネルギーが食べ物の消化吸収に使われてしまい、身体のメンテナンスや成長をさまたげます。

当然、睡眠中にやるべきことができなくなり、眠りの質が下がってしまうのです。

効率良くエネルギーを使うには、寝る3時間前までに食事を済ませるといいですね。

部活や塾で夕食が遅くなる人は、『部活前に炭水化物を食べて、帰宅後にサラダやスープを食べる』というように、食事を2回に分けると消化しやすくなります。

消化の負担が大きくない飲み物でお腹を満たしてもいいと思います。

朝起きたとき、お腹が空いていないという人は食べ過ぎです。

睡眠の質がよくて、身体のメンテナンスや成長にエネルギーを使うことができれば、お腹が空いた状態で目が覚めるはず。

朝食が食べられない人は、夜の食事の時間と量を見直してみましょう」

寝る前の30分間はスマホを見ない!

「スマホの画面から出ている“ブルーライト”は、人間の脳を活動的にします。

成長ホルモンが最も分泌するのは、眠り始めて2~3時間の間ですが、寝る直前までスマホを見ていると、脳が興奮状態になってしまって深い眠りに入ることができず、質のよい睡眠にならなくなってしまいます。

寝る直前までスマホを見る習慣がある人は、『◯時以降はスマホを見ない』などのルールを決めましょう。

体内時計と実際の時間では1日15分くらいのズレがあるといわれているので、毎朝きちんと起きて体内時計をリセットさせると、夜は自然に眠くなって、スムーズに深い眠りに入ることができると思いますよ」

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高校生がやっている身長を伸ばすためのテクニック

高校生のみんなは、身長を伸ばすためにどんなことをしているのか、紹介します!!

食事に気をつける

※じゃがいもは、ビタミン群やマグネシウムを含んでいるので身長の成長に効果的!

やはり食べ物は大事だと考えて、食事に気を配っているという人も多く、さまざまな食べ物が挙げられた。

実際の声としては、

・「毎日、寝る前に豆乳を飲んでいる」(178cm・高2・奈良)

・「夕食にバナナやナッツ類を取り入れている」(170cm・高3・北海道)

・「牛乳を飲んで、じゃがいもを食べるようにしている」(186cm・高1・東京)

「牛乳」「豆乳」などの乳製品や、ミネラルを多く含む「バナナ」や「ナッツ」を積極的に取っているという声が一番多かった。

「じゃがいも」は意外な気もするが、バナナやナッツ類、じゃがいもも、ビタミン群やマグネシウムを含んでいて身体の成長に効果的な食材といえるので、みんなの食事は理にかなっていそう。

なかには、

・「最近は亜鉛のサプリメントを飲んでいる」(172cm・高1・東京)

と、特定の栄養素を意識的に摂取している人もいる。

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 朝ストレッチをする

※寝る前にストレッチは効果的?

ストレッチなど毎日の簡単な運動を心がけているという人も少なくない。

実際の声としては、

・「寝る前にストレッチをして身体をほぐすようにしている」(177cm・高1・京都)

・「寝て起きた後に背伸びをしたら背が伸びそう」(173cm・高2・岩手)

など、寝る前や起きた後に身体を伸ばすという地道な努力で身長アップをねらう人もいるようだ。

ストレッチは筋肉が伸びるだけで骨の成長にはつながらないが、背筋を伸ばすことに効果があるので、ストレッチや背伸びで背筋を伸ばすとよさそう。

ジャンプして関節を伸ばす

※ジャンプやけんすいは身長を伸ばすのに効果的?

“ジャンプ”や、鉄棒・うんていに“ぶら下がる”など、「関節を伸ばすこと」が身長アップにつながると考えている人が多数!

実際の声としては、

・「関節を柔らかくするためにジャンプしている」(173cm・高2・東京)

・「背伸びした状態でジャンプを続けていたら身長が伸びそう!」(178cm・高1・静岡)

・「けんすい用に買った“ぶら下がり健康器”が家にあるので、トレーニングをした後、ついでにぶら下がっている」(180cm・高1・佐賀)

・「鉄棒にぶら下がったら背が伸びそう」(163cm・高2・大阪)

などの意見が多かった。

ストレッチと同様に、ぶら下がることも筋肉を伸ばすだけなので、ジャンプで「縦方向への負荷」をかけるほうがいいだろう。

実際、180cm超えの人からは、

・「バスケをやっているけど、自分の身長は電車で周りの人と比べても高いと思う」(186cm・高1・東京)

と、バスケットボールを推す声が続出!

ただし、ジャンプするだけで身長が伸びるわけではないので、食事や睡眠など、自分の生活を見直してみよう。

※バスケが効果的と考える人が多いみたい

時間帯を意識して睡眠をとる

睡眠時間をたっぷりとっている人や、寝る時間帯を意識しているという人が多いようだ。

実際の声としては、

・「休日は10時間以上寝る!」(186cm・高1・東京)

・「成長ホルモンを出すために、午後10時~午前2時は絶対寝ている」(177cm・高1・東京)

と、睡眠の“ゴールデンタイム”とよばれる時間帯を意識して生活している人や、

・「とにかく寝ることで、10cmは伸ばした」(185cm・高2・三重)

なんて驚きの結果を感じている人も登場!

「寝る子は育つ」という言葉は本当なのかも?

身長にまつわるQ&A

身長にまつわるギモンはいろいろあるけど、よく言われていることは迷信なのか、本当なのか、検証してみた。

身長は遺伝で決まるって本当?

「身長は、遺伝の要素が大きく影響します。

男女関係なく、父親や母親の身長が低いと、あまり身長が伸びないかもしれません。

ただし、母親が小さい場合、第1子が小さかったら第2子は大きくなるケースもありますよ」

高校生になると身長は伸びない?

「高校生でも身長は伸びます。

人間の成長にはかなりの個人差があり、中学生で身長が止まってしまう人もいれば、大学生になってから身長が伸びる人もいます。

第二次成長期が終わっても、6~8年間くらいは成長し続けているので、18~22歳まで身長が伸びるチャンスはありますよ」

牛乳を飲めば身長が伸びる?

「牛乳には骨づくりのために必要な栄養素が入っているので、身長を伸ばすための材料になります。

ただし、一緒に摂取するものが大事です。

例えば、タンパク質はアミノ酸に分解されることで、身体をつくる材料になります。

そのためにはビタミンB群やマグネシウムが必要。

ビタミンやミネラルが多く含まれている野菜を一緒に食べることで、効果がアップするのです。

ひたすら牛乳だけ飲み続けていても、他の環境が整っていなければ身長は伸びません。

野菜嫌い、果物嫌い、ジャンクフードが多い、お菓子ばかり食べている、といった食生活では、身長が伸びたとしても、もろい骨になる可能性が高くなります。

丈夫でしっかりした骨ができれば、良い骨格筋も付きやすくなります。

ケガをしたときに治りにくい身体にならないためにも、食生活は重要なのです」

ジャンプすると身長が伸びるって本当?

「人間の身体は、明日もそこそこ同じ状態で生きていくために、睡眠中に身体のメンテナンスを行います。

ジャンプをすると踵の骨がダメージを受けるため、もっとしっかり骨をつくっておかなければと身体が考えて、骨の質を良くしようとします。

その結果、骨が伸びて、身長も伸びるのです。

しかし、体内に骨をつくる材料がなければ、ジャンプすることでダメージを受けて、骨がもろくなって終わり。

骨をつくるために必要な食事をして、質のよい睡眠がとれなければ、ジャンプするだけ逆効果になります」

身長が伸びるゴールデンタイムってある?

「一日に分泌される成長ホルモンの約70%は睡眠中に出るといわれています。

さらに睡眠中の成長ホルモンの約70%は眠り始めて2~3時間に出るので、その時間は身長が伸びるゴールデンタイムです。

このゴールデンタイムは、いかに深い眠りに入るかが大事。

満腹状態にしない、寝る前の30分間はブルーライトを見ない、部屋の電気は消す、LEDライトも浴びていないほうがいい。

といった条件を整えなければ、ゴールデンタイムは無意味になってしまうので要注意」

筋トレしすぎると身長が伸びないって本当?

「まだ身長が低くて、これから伸びる可能性があるときに筋肉をつけすぎると、身長が伸びなくなる可能性はあります。

でも、筋肉に刺激を与える程度の負荷なら、骨も筋肉も成長を促すので、必ずしも筋トレがNGというわけではありません。

ハードな筋トレは避けて、ほどほどにおさえておくことが無難でしょう」

手や足が大きい人は身長が伸びるって本当?

「足よりも手のほうが身長との関係性は大きいといわれています。

手が大きい人は身長が伸びるという説もありますよ」

声変わりが早い人は成長が早く止まってしまうの?

「声変わりは第二次成長期にあたります。

個人差が大きいのですが、第二次成長期後、6~8年で成長が止まるといわれているので、声変わりが早い人は第二次成長期が早くきているので、成長が止まるのも人より早いかもしれません」

遺伝”以外の条件を整えれば、身長が伸びる可能性はある!

「個人差はありますが、人間が身長を伸ばせる限界は“遺伝”によって決められています。

しかし、『睡眠の質を上げる』『いろいろな栄養素を効率良く摂る』『日々、骨に適度な負荷をかける』ということを積み重ねていけば、自分の限界まで身長を伸ばすことはできるはずです。

自分がもっているチャンスを、自分で閉じるようなことをしないでください。

人間の身体は食べたものでしかつくられません。

毎朝、太陽を浴びてしっかり起きて、骨をつくるための栄養バランスがよい朝食をよく噛んで食べて、夜は環境を整えてぐっすり眠る。

自分の能力を最大限に生かす状態を自分でつくることができるかどうかが大事なのです。

それができれば、身長が伸びるだけでなく、丈夫な身体をつくり、勉強も運動でも成績アップするでしょう。

毎日の生活をちょっと改善するだけで、さまざまな成長ができますよ」

身長は、ある日突然伸びるものではないからこそ、今から生活を見直したら、将来の身長がもっと伸びているかも?



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