パーソナルスペースが狭い人との付き合い方を紹介!
誰かと話している時、話の中身や好き嫌いとは別に、違和感がある時ありませんか?
それは、知らない間にあなたのパーソナルスペースを踏み超えているのかも・・・
そこで、パーソナルスペースの意味やパーソナルスペースが狭い人に多くみられる心理、特徴、パーソナルスペースが広い人との違いについて詳しく説明します。
また、上手な距離のとり方も紹介するので、付き合い方に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
「パーソナルスペース」の意味とは?主な2パターン
「パーソナルスペース」とは、文字通り個人的な空間を意味します。
しかし、このパーソナルスペースには、2つのパターン「物理的なパーソナルスペース」と「心理的なパーソナルスペース」に分類されます。まずは、それぞれのパターンをじっくり検証してみましょう。
パターン① 物理的空間
パーソナルスペースにおける物理的空間とは、お互いの座っている位置や立っている位置関係によって左右されるそれぞれの身体同士の距離感。
友人知人などと楽しくお喋りしているだけのはずなのに、その距離感を不快と感じる人は、もともとのパーソナルスペースが広く、全く気にならない人は、パーソナルスペースが狭いとされています。
パターン② 心理的空間
パーソナルスペースにおける心理的空間とは、目には見えないお互いの心と心の距離感。
この心理的空間は、家族や友人、彼氏彼女など、仲が良い相手であれば近くなり、会社の上司や同僚、取引先の人など、プライベートな付き合いがない相手などの場合は遠くなります。
そして、相手との心理的空間が狭いと不快に感じてしまう人はパーソナルスペースが広く、狭くても気にならない人は、パーソナルスペースが狭いとされています。
パーソナルスペースは男女で違うってどういうこと?
パーソナルスペースの広い狭いには個人差だけでなく、女性か男性かという性別による違いもあります。
一般的に、女性のパーソナルスペースは円形を描いており、その半径はほぼ一定になります。
一方、男性のパーソナルスペースは前後に長い楕円形を描いており、横幅は狭くなっているのです。
そのため、女性と男性が並んで立った時、女性が不快感を感じても男性は何も感じていないというケースも発生します。
どんな事を考えてるの?パーソナルスペースが狭い人の心理
どんな人と一緒にいても不快感を感じる事が少ないのは、パーソナルスペースが狭いからかもしれません。
まずは、パーソナルスペースが狭いといわれている人の心理について、一つずつチェックしていきましょう。
心理1. 誰とでも仲良くなれると思っている
パーソナルスペースが狭い人は、基本的にどんな相手とも仲良くなれるとごく普通に思っています。
「あ、この人苦手かも…。」「ちょっと関わりたくないなぁ。」などと、第一印象で決めつけて遠ざけてしまう事がほとんどありません。
そのため、「え?〇〇さんと仲良くできるなんて凄いね!」などと、周囲の人に驚かれる事もしばしば。
心理2. 相手に自分の事をアピールしたい
パーソナルスペースが狭い人は、他の人を不快に感じる事が少ないので、他人も自分と同じように好意的に接してくれると信じています。
そのため、「あの人に嫌われてるかも…」という不安がほとんどないので、自分をアピールする事に躊躇しません。
当の本人には特別アピールをしているつもりがない場合でも、パーソナルスペースが広い人には「あの人、また、自分アピールしてるよ。」と受け取られてしまう場合もあります。
心理3. 話し相手についてもっとよく知りたいと思っている
パーソナルスペースが狭い人は、フレンドリーで好奇心旺盛な人も多いという特徴があります。
そのため、話し相手について今よりもっと詳しく知りたいと思い、いろんな事を積極的に質問したり、自分から遊びに誘ったり事も多いのです。
パーソナルスペースが広い人からすると、パーソナルスペースが狭い人が自然に行う積極的なコミュニケーションに気圧されてしまう事もしばしば。
しかし、パーソナルスペースが狭い人はそんな事気にしません。目の前の人に興味があるから、もっと知りたいだけなのです。
具体的にはどんな人を指すの?パーソナルスペースが狭い人の特徴
目には見えないパーソナルスペースが広い、狭いなどと言われても、いまいち分かりにくいですよね。
一体、どのような人が一般的に「パーソナルスペースが狭い人」といわれるのでしょうか?
パーソナルスペースが狭い人の多くに見られる特徴を、具体的に一つずつチェックしていきましょう。
パーソナルスペースが狭い人の「性格」の特徴
まずは、パーソナルスペースが狭い人の多くに共通する性格の特徴についてチェックしてみましょう。
いつも立ち位置が近い友人知人、彼氏彼女などを思い浮かべて、性格の特徴を当てはめて考えてみると分かりやすいのでおすすめですよ。
性格1. さみしがり屋な性格で一人が好きじゃない
パーソナルスペースが狭い人は、女性男性関係なく、どちらかといえば、さみしがり屋さん。
家で一人でいるよりも、友達や恋人、家族など大勢とワイワイ楽しくいるのを好みます。
また、パーソナルスペースが狭いがゆえに、人との距離感もとっても近いため、子犬のようにじゃれあうのも大好き。他の人と一緒にいる事や、大勢の人に囲まれる事を心地よく感じるのです。
性格2. 前向きな性格でいつも明るい
基本的に明るい性格なのがパーソナルスペースが狭い人の特徴です。
そして、前向きなので苦しい状況でも立ち直るのが比較的早く、めげずに何度でもトライしようとする頑張り屋さんでもあります。
パーソナルスペースが狭いため周囲にはいつもいろんな人がいて、挫けそうな事があっても励ましてくれる人が身近にいるので、いつも明るく振る舞える、元気でいられるという面もあります。
性格3. 自分に対して自信を持っている
パーソナルスペースが狭い人は、いろんな人と警戒心を抱く事なく自然に接する事が出来るため、むやみに他人を恐れません。
そして、「新しい上司に嫌われたらどうしよう…。」などと過剰に警戒したり、不安に感じたりする事もないため、自然と自分に対して自信を持つようになるのです。
そのため、人前に立つ時も必要以上におどおどする事なく、プレゼンやスピーチなども堂々とこなせます。
性格4. 素直な性格で裏表がない
パーソナルスペースが狭い人は、小さい頃から他人と接する事に不安を感じたり、過剰に警戒する事がほとんどないため、すくすくと素直な性格がそのまま育っていきます。
そのため、裏表がなく分かりやすい性格となります。
嬉しい事があったら素直に喜び、悲しい事があったら素直に泣く、など自分の感情をそのまま表現できるという素直さを持っているのです。
パーソナルスペースが狭い人の「態度や行動」の特徴
性格はそのまま、その人の日頃の態度や行動にあらわれます。もちろん、パーソナルスペースが狭い人の性格も普段の何気ない態度や行動に反映されているのです。
次に、パーソナルスペースが狭い人がしがちな態度や行動の特徴について詳しくチェックしていきましょう。
態度1. 初対面の人でも自分から声をかけられる
パーソナルスペースが狭い人は、他の人と近い距離に立つ事を不快に感じないため、初対面の人にも臆する事なく自分から自然に声をかけていきます。
「どんな人か分からないから、遠くからまずは観察して人となりを見極めよう。」という警戒心がないのです。
そのため、どんな人にもニコニコしながらフレンドリーに話しかけていきます。
態度2. 恋愛は自分から積極的にアプローチする
パーソナルスペースが狭い人と仲良くする事が得意な性格は、恋愛面でもいかんなく発揮されます。
気になる人が出来たり、好きな人がいる場合は、積極的に自分からアプローチしていきます。パーソナルスペースが狭い人は、女性でも男性でも肉食系なのです。
自分の恋心が相手にバレる事も恐れないので、「あなたの事が好きなんです。」というアピールを相手が振り向いてくれるまで続けられるバイタリティーもあります。
態度3. 男女問わず、友達が多い
誰にでも話しかけて積極的に仲良くしようとするのが、パーソナルスペースの狭い人です。
そのため、気がつけば女性男性問わずいろいろなタイプの友達がいるのです。
しかし、当の本人は友達を増やす事を目的としているわけではなく、ただ「その人の事が知りたいから、お喋りしてみたいから」という単純な気持ちで話しかけて、自然と仲良くなっているので、友達が多いという自覚があまりありません。
態度4. 好奇心旺盛でフットワークが軽い
いろんな事に興味を持つのがパーソナルスペースの狭い人。そして、フットワークも軽いので興味の赴くままいろんな事にチャレンジします。
この好奇心の強さは、プライベート面だけでなく、仕事面でももちろん発揮されるので、社内での評価も自然と高くなりがちです。
また、そのフットワークの軽さゆえ、周囲からはいつもあちこち飛び回っているように思われているのも特徴の一つといえましょう。
反対に、パーソナルスペースが広いと言われる人の特徴
他人との距離を多くとりがちなのが、パーソナルスペースの広い人です。パーソナルスペースが狭い人とは、性格や行動、態度など様々な面で大きく違うパーソナルスペースの広い人。
具体的にどのような点が違うのでしょうか?
ここでは、パーソナルスペースが広い人に多くみられる特徴についてチェックしてみましょう。
パーソナルスペースが広い人の特徴1. 人見知りで打ち解けるまで時間を要する
気心の知れた相手以外との距離が近いと、不快に感じてしまうのがパーソナルスペースの広い人。
そのため、初対面の人とは、まず、自分が不快に感じない離れた距離からでしかコミュニケーションをとれません。いわゆる、人見知りです。
離れた所から少しずつ相手の事を知り、ちょっとずつちょっとずつ距離を縮めていくため、仲良くなるまでに時間がかかります。
パーソナルスペースが広い人の特徴2. ガツガツ来る人が苦手
パーソナルスペースが広い人は、自分一人の方が居心地が良いと感じる空間が大きいため、その空間にガツガツと踏み込んでくる人がとっても苦手です。
他人とは時間をかけて少しずつ仲良くなりたいし、自分のペースで物事を進めていきたいのに、「ねぇ、今日残業ないよね?仕事の後でお茶しに行こ!」などと、距離をぐいぐい縮めてくる人がいると、逃げたくなってしまうのです。
パーソナルスペースが広い人の特徴3. 周囲への興味や関心が薄い
他人の事より自分の事、周囲の反応より自分がどう感じるかを重要視するのが、パーソナルスペースの広い人。
そのため、周囲への興味や関心が薄くイベントなどがあっても、よほど自分が興味があるものや必要なものでない限り参加はしません。
パーソナルスペースが狭い人のように、ノリで遊びに付き合うという行動をしないのです。
パーソナルスペースが狭い人への上手な接し方とは
ノリが良くて人見知りをしないのがパーソナルスペースの狭い人の特徴。
では、一体どのように接したら、パーソナルスペースが狭い人と上手に付き合えるのでしょうか?
最後に、パーソナルスペースが狭い人との上手な付き合い方を詳しくチェックしていきましょう。
接し方1. 積極的に話しかけてみる
初対面の人とでも臆する事なくお喋りできるのがパーソナルスペースの狭い人です。
そのため、自分が話しかけるのと同じように、見知らぬ人やよく知らない知人程度の人から話しかけられても、何の疑問も抱かずお喋りしてくれます。
「急に話しかけたら、変に思われるかな?」という心配はいりません。
基本的に社交的な性格の人が多いため、職場であろうとプライベートであろうと、相手が歩み寄ろうとしてくれているのが分かれば、積極的に距離を縮めようとしてくれます。
接し方2. 聞き役に徹する
パーソナルスペースが狭い人は、他の人と関わるのもお喋りするのも大好き。
そのため、パーソナルスペースが狭い人と仲良くしたいけど、楽しくお喋りできるか心配な場合は、聞き役に徹しやすいという特徴があります。
これは、会社の上司が相手でも、彼氏彼女が相手でも同じ事。
「さっきの商談どうでした?」「昨日の飲み会どうだったの?」などと、相手が答えやすい質問を投げかければ、後は楽しそうに延々とお喋りしてくれます。
接し方3. 苦手と感じる場合、相槌を打って話を聞き流す
パーソナルスペースが狭い人は、他の人と積極的にコミュニケーションをとりたがります。しかし、みんながみんな、そんなに仲良くしたいわけでもありませんよね。
誰とでもニコニコ仲良く出来ちゃう明るくて社交的すぎるのが苦手なのであれば、適度に話を聞き流してしまうのがおすすめです。
質問をしてしまうと、さらに話がヒートアップしてしまうので、質問はせず時々相槌をうつだけにすれば、積極的に絡まれる事もなくなります。
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