【新刊】ゴッドタン、あちこちオードリー等を手掛けた人気ディレクター佐久間宣行のずるい仕事術|を簡単解説!! 

生活・社会

今回はテレ東の名物プロデューサー佐久間宣行さんが書かれたずるい仕事術という本について解説していきます。

佐久間さんとは・・・

佐久間さんはご存知の方も多いと思いますが、ずば抜けて面白い仕事をぶちかましてきた人。約20年前もともとはバラエティ番組のイメージがなかったテレビ東京でゴッドタン、ピラメキーノ、あちこちオードリーといった世間をにぎわする人気バラエティ番組をつくってテレ東のイメージを一新した方です。

 

昨年2021年に独立されてyoutube チャンネルをやったり、ネットフリックスでトークサバイバーっていう超人気番組を企画された方、要は20年近くも超ハイレベルな面白い仕事を打ちかましてきた方なんです。

 

憧れますよね使い切れないぐらいのお金に囲まれるより面白い人と面白い仕事に囲まれる人生てめちゃくちゃ羨ましくないですか?

しかも、そういう面白い仕事をぶちかますセンス、キレキレの人ってどっちかっていうととっつきづらくて周りの人と衝突しまくるイメージありますけど、佐久間さんはそうじゃないと本書で、おぎやはぎのお二人がコメントしてますがびっくりするぐらい敵がいないんだそうです。

センス溢れる面白い仕事をしながら憎まれる敵もいないタレントじゃなくてサラリーマンのはずなのにオールナイトニッポンでラジオパーソナリティなんかもやってて、私も佐久間さんみたいになりたいそう思っていたところに本書の登場、ずるい仕事術には佐久間さんが20年間培ってきた仕事のノウハウが約50個も掲載されているんですが、その中から今回のブログでは、厳選して7つ面白い仕事をぶちかますために絶対守るべき鉄則7つをお伝えします。

 

どうせ一度きりの人生面白い人と面白い仕事に囲まれる人生にしたいそう思われている方には必見ぜひ最後までご覧いただきたいと思います。

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仕事の鉄則一つ目:面白くないおじさんこそ大事にというポイント

これ意外ですよね佐久間さんぐらい斬新な企画をぶちかます人なら面白くないオジサンなんてフルシカトして突き進むのかと思いましたがそうじゃないと佐久間さんは相手がどんな人だろうとメンツを潰さないこれが面白い仕事を実現するために絶対やぶっちゃいけない鉄則なんだとそう語られています。

というのもですね面白い仕事が実現できない原因の大半はおじさんたちのメンツを潰してしまうからなんだと面白い事っていうのは言い換えれば、今までにない新しいことそんな斬新なことを手掛けるってことはどうしても今でも古いことをやり続けてきたおじさんたちを刺激する行為になってしまうんです。

たとえあなたに悪気がなくても会社の発展を願ってのおもしろ企画だったとしても新しさは古いおじさんを否定して反発されてしまうものだからこそ、佐久間さんは常に新しいことにチャレンジしたいからこそおじさん達のメンツを絶対に立てる。

たとえ相手が縄文時代の人ですかレベルの古臭い考え方の人であっても常にそうするそうです。

いやでも、そんな縄文土器おじさんにどう対応すればいいのよと思われるかもしれません。そうですここも超大事なんです。縄文時代おじさんの面子は立てないといけませんがそのおじさんに決定を委ねてしまっては絶対面白い仕事なんてできないんです。

 

2つ目:会社の感覚と一致したら終わりという鉄則

どんな会社でも縄文おじさんは生まれます。というのも大手企業ほどこの特徴が出ちゃいますが挑戦よりミスしないことが大事になってくるからその社風が会社のセンスを古臭くしちゃって社内にいるおじさんたちはその古臭い社風にフィットした方が仕事しやすいでいつのまにか情報が縄文おじさんになってしまうんです。

なので面白い仕事をしようと思ったら会社の感覚にフィットしすぎてはいけません。大所帯だからこそ、鈍り古臭くなっていく会社の感覚に完全フィットしてしまうと実際の社会とか若いお客さんとは感覚がずれていきます。

残念ながら縄文おじさんは一定数生まれます。それは会社という組織なんでしょうがないですし、むやみに地雷を踏まないためにもそういう人たちのメンツも守らないといけません。

 

ただ、だからといってその縄文おじさんの意見に同調したり自分の企画の方向性をお任せしてちゃダメ、そんなのしてたら自分もすぐ縄文おじさんになってしまいます。

 

なので、配慮しながらも、同調をしないと佐久間さんはおじさんたちのメンツの為にも一応話は通すそうです。どんなにめんどくさい人でもメンツのために話は通すんですけどあまりに嫌味な人とかだったら心の中で本当嫌味な人とコールして、もはやこれはコント何だと仮定して強制的に冷静さを取り戻すみたいです。

これはコントなんだからしょうがないとそう無理やり思い込んでにこやかに対応、だけど肝心の主導権は渡さない。

このスタイルで佐久間さんは面白い仕事を実現してきたんです。

3つ目:会社で友だちを作るなというもの

佐久間さんは仕事関係の上司とか同僚タレントさんとかと飲みに行って友達のような付き合いはしないそうなんです。

仕事する相手とは仲良くなるべきなんだけどそれはお互いに全力で仕事をしたことで仲良くなるべきであって飲み会とかゴルフ麻雀とかで仲よくなっても結局仕事内容で認め合わないと全然意味がない。なので佐久間さんは飲み会のお誘いは、バンバン断ると飲み会を断る代わりに他の人より仕事はガンガン引き受けるようにしてたそうです。

飲み会での接待とかがめちゃくちゃ大事そうなテレビ局のプロデューサーの方でもそんな感じで成果を出せるなら絶対正解なんだなと思います。

若手のくせに飲み会はめっちゃことわるけど確かに仕事量は若手のくせにたくさんやってるとそのポジションの方が長期的に見て絶対価値があると思います。

そして更に上級編で言えば伝説のポケモンみたいな飲み会のレアキャラを目指しましょう。

まったく飲み会に行かないんじゃなくてたまに伝説のポケモンのように飲み会に参加して、たまの飲み会ではもうめっちゃみんなを楽しませるんです。こいつ時給発生してるんじゃないかってくらいにお酒ついで先輩の話にいい塩梅の合いの手を入れて求められれば後輩らしい哀れなエピソードも披露するとここまでできると最高ですね。

もはや飲み会の付き合いが悪いことが希少価値になっちゃいます。あいつ飲むと面白いのに全然来てくれない。

またいつか飲みに行きたいってなって付き合いが悪いのに嫌われない最高のポジションをゲットできます。

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4つ目:イラついてる天才と組め

一個前の鉄則の通り職場に友達は入りません。友達は仕事とかお金の損得が関係ない場所で作ったほうが絶対良くで職場で必要なのはお互いに高め合うことができる仕事仲間だけです。

ただこの仕事なんかもう誰でもいいかというとそうじゃなくてですね高め合うどころか足を引っ張るような人も存在するとそこで佐久間さんが仕事仲間としておすすめするのが、イラついてる天才です。

佐久間さんが今まで最高に面白い仕事をしてきた仲間、具体例としておぎやはぎさんとか劇団ひとりさんとかバカリズムさんとかそうそうたる方々が挙げられていますが彼らはそろってイラついていたそうです。

いや日頃の性格は皆さん謙虚でいい人らしいですけど所々でギュッと凝縮された濃いめの不平不満が垣間見えたらしいです。

彼らと最初に仕事をした頃は15年以上前なのでまだ全然売れてなかったし、これから売れることが全然約束されてたわけでもないのに、彼らはそろってまだまだこんなもんじゃないぞという強めの不満が漏れていたんだと、そういうですね性格が良い人なのにハングリー精神だけは滲んじゃってる人今の立場に満足してないどころかイラッ気さえ垣間見えちゃってるような人は仕事仲間として組むべき相手だとそう語られています。

5つ目:負の感情から面白いを作れ

要は面白い企画っていうのは怒りとか不安、悲しみみたいな負の感情から生み出すんだということ。

たしかに負の感情怒りとか不安、悲しみってめっちゃ強い感情ですよね。誰もをそういう感情に陥りたいって思ってないけどそれでも陥ってしまうくらい負の感情って本能に近いものだったりするのでそれを企画に生かしましょうと、例えばですね佐久間さんは時に怒りを覚えるほどワイドショーが嫌いみたいなんです。

テレビマンなのにそんなこと言っていいの?と思いますけどワイドショーでは何の専門家でもないタレントがニュースについて知った顔しながら、それっぽいけど、微妙に間違った情報を伝えていたりするとこんな番組あっていいのかよと佐久間さんは日頃からイラついてたらしいんですが、そういう怒りの感情をメモしておいてですね。

 

その怒りのメモをもとに生まれたのがソクラテスのため息という番組。

この番組はガチの専門家がガチの専門知識を教えてくれる番組なんですけどその専門知識を受けてコメントするのがあの滝沢カレンさんなんです。受け手の滝沢カレンさんがハチャメチャすぎるでガチの情報番組としてはどうにも成立しないけど笑えるバラエティ番組にしちゃうという企画。

 

こうやって怒りという負の感情を企画にしちゃうんです。お昼に行ってるようなワイドショーで専門家ずらしたタレントがしているコメントの適当さが中途半端だと、それならいっそのことを突き抜けてハチャメチャに何言ってる。わからない人にコメントさせて面白くしちゃえというこの発想です。

他にもですね。最近はテレビ局自体が嫌われてるじゃないですかヤラセだ出来レースだと言われてマスゴミなんて呼ばれる始末。その視聴者の方々のお怒りから発想してじゃあ事前のアンケートも台本もないぶっつけ本番のトーク番組をやってみようということで生まれたのが人気番組あちこちオードリーなんだとこうやってですね負の感情は抑えられない本能的な感情だからこそ、うまいこと活用すると本能に響くおもしろ企画になるんです。この発想面白いですよね

意外にもそこにこそ面白企画の種が隠れていたんです。

6つ目:つまらないルーティーンから面白いを作れ

佐久間さんは面白いアイデアは淡々とこなす、ルーティーンから生まれる。そう断言してます

具体的にはですね。佐久間さんはまずめちゃくちゃインプットすると小さなライブハウスのネタ見せから新しい劇団、新作の映画はくわずぎらいせず見て回って自分にインプットさせる。

そしてそこで思いついたことを何から何まで全部メモするそうです。そのメモを必ず3日に1回見直してそのメモ2週間に1回企画用のノートに整理するとそして月に1回その企画用のノートを見ながら勝ちの企画書を作るこのルーティーンをずーっと続けてきたんだと、

 

このですねメモしてノートに書き写して企画書にするっていうこのルーティーンを google カレンダーに繰り返し設定にしておいてリマインドがされるようにしてると、つまり佐久間さんは、常に google カレンダーのリマインドによって強制的に企画を考えさせられている状態らしいです。

面白い企画を考えるっていうのは華やかでクリエイティブな仕事だと勝手に思い込んでましたけど、私が妄想してたよりずっとを泥臭くて淡々とした作業のようです。

7つ目:稼ぐから逃げるなというもの

これも佐久間さんが言うからこそ重たい言葉ですよね。面白い仕事にこだわってきた佐久間さんがですね。面白いだけで稼げない仕事にしてはいけない。そういうんです。というのも我々個人としてはですよ面白いものを世の中に発信したいという気持ちがあったりしますが会社は本質的にそんなことを望んでません。

会社は面白いことをするためではなく、あくまで利益を上げるために存在してるからです。

なので会社の看板を使って面白いことを続けるためには稼ぐこと設けることから出てはいけないんです。

テレビ局で言えばどんなに面白いと思える番組を作ったとしても視聴率とかスポンサーの兼ね合いで稼げないと判断されたら番組打ち切りという非常に分かりやすい形で死刑宣告されてしまいます。

そんなごまかしの効かない世界で20年以上生き抜いてきた佐久間さんだからこそ稼ぐという点について非常にシビアに捉えています。例えば先ほどの事例でも出たあちこちオードリーという番組は、
面白いんですが佐久間さん的にはこれは危ない番組だとシンプルな形のトーク番組は長続きしないことが多い。

普通に続けていては終わってしまうと当初からそう思っていたそうです。

なので佐久間さんは普通の形ではなく視聴率頼みだったり、スポンサー頼みにするんではなくコロナが広がったタイミングでもあったので、すぐにあちこちオードリーのオンラインイベントを企画したそうです。

この番組を長く続けるにはそれしかないと、するとですね番組の特性上爆発的な視聴率があるわけではないんですが、濃くて深いコアなファンが多い番組だったんでオンラインイベントがハマりにハマって大成功。2回のイベントでなんと1億7000万の売り上げを作れたとグッズとかも合わせるとそれ以上、テレ東内でも記録的といわれるほどの売り上げを生み出したんです。

いやーすばらしいですよね面白い企画を続けるために稼ぐことにまでこだわるこの姿勢。

そしてお金を稼がなきゃとなった時もそこでですね、ちょっと違った面白いクリエイティブな切り口の稼ぎ方を考え出すとこれがガチで面白い仕事を生み出し続ける人の仕事ぶりなんだなぁと非常に勉強になりました

本当に為になる本なのでぜひ一読してみてください。

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